全校生徒に対しついに自分のことを打ち明けた春は、ISのことを少しでも知ってほしいと質問箱を設置。しばらくの間は何の反応も無く周囲からは遠巻きにされるばかりだったが、ある日春を応援する一通の手紙が届く。手紙の存在は春の心の支えとなり、手紙のやりとりをするうち春は再び前向きな姿勢を取り戻し始める。
ところがある日、質問箱が一部男子生徒によってイタズラされてしまう。気丈に振舞う春だったが、誰もそんな春を助けようとはせず、ついには手紙も来なくなってしまう…。
一方、憲次は春を気にかけながらも距離をおいたままでいた。そんな中、父・宗一の代わりに電話をとったことから、5年ぶりに母と話すことになる。そこで憲次は姉の葵が入院していたこと、その際宗一がお金を出して助けていたことを知ってしまう。しかし、そのことを問い詰めても葵や母のことを「もう他人だ」と語る宗一を、憲次は複雑な気持ちで見つめるしかなく…。
そんなある日、美和子が春の母・陽子に会いにやって来た。美和子はどんどん前に進む春とは対照的に、自分はISであることを知ってから、ずっと立ち止まったままだと語った。しかし、陽子は自分も悩んでばかりいること、そして春もISだと公表したものの、上手くいかず辛そうだということを、美和子に打ち明ける。
そんな陽子の言葉を聞いた美和子は、傷ついてもいいから女の子として生きていきたいと決意。その決意を母の直子に打ち明ける。そんな美和子の姿に、直子は喜びすぐに手術を受ける準備を進めようとするが、美和子には今すぐ手術を受けるつもりはなかった。そのことで直子と衝突した美和子は、やがて思いがけない行動に走る…!
その頃、再び男子生徒たちから質問箱をいたずらされた春は、男子生徒たちに立ち向かっていき、騒ぎを起こしてしまう…。
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