雑誌『GLAMOROUS』での撮影でこれまでにない充実感を味わった真琴(吹石一恵)は、敦司(長谷川朝晴)の反対を押し切りモデルになることを決意する。だが、30歳の未経験者を受け入れてくれるモデル事務所は簡単には見つからない。
そんな中、真琴をあざ笑うかのように、紗良(芦名星)はビューティ業界大手『美生館』の新製品のイメージガールとして鮮烈なデビューを果たす。副社長の桐島(池田鉄洋)に近づいた紗良は、男心を巧みに操りトップモデルへの道を駆け上がろうとしていた。
「咲かなきゃあっという間に枯れていく世界だから」
そんな紗良のしたたかさを認めて、カリスマモデルの茜子(滝沢沙織)が発した言葉に真琴は発奮。どうにかこうにか、川瀬まどか(夏木マリ)が社長を務める、弱小モデル事務所『ウエイブエージェンシー』の研修生登録にこぎ着ける。
まどかは早速、真琴をウォーキングレッスンやオーディションへと送り出す。しかし、昨日までただの主婦だった真琴は、行く先々で厳しい現実に直面する。ウォーキングレッスンでは一番の劣等生、モデル仲間からは陰口を叩かれ、家に帰れば敦司から嫌みのオンパレード。
さらには、意気揚々と臨んだ初仕事の撮影会で真琴は大失態を演じてしまう。クライアントに際どいポーズを要求され、我慢できずに抗議してしまったのだ。これがもとで、真琴はクライアントからのクレームに加え、モデル仲間から仕事にケチをつけたと総スカンを食うことに。
真琴の気持ちは揺らぐ。これが、家族に迷惑をかけてまでやるような仕事なのだろうか…。
数日後、真琴は撮影会で撮られた同じウエイブ所属の美鈴(松本莉緒)の写真を見せられ愕然とする。美鈴は、真琴と同じように下心ある要求をされながらも、とっさにポーズを工夫し、品格を落とすことなく見事にクライアントの望みに応えていたのだ。まどかは言う。「これがプロの仕事よ」。
自分が間違っていたと痛感した真琴はその日、新たな気持ちでプロフィール写真の撮影に臨む。カメラマンはまどかが無理してアレンジしてくれた浅野宏輝(要潤)だ。浅野は真琴の気負いを解きほぐし、次々と真琴自身も知らない表情を引き出していく。次第に自然な笑顔で満ちていく真琴の顔。そして、真琴は心の中でつぶやく。
「まだ出会ったことのない私に会いたい…」
ふたたび、真琴の中に闘志が燃え始める!
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