深見洋貴(瑛太)は三崎駿輔(時任三郎)から雨宮健二=三崎文哉(風間俊介)の亡くなった母の出身地を聞き、広島行きの新幹線に乗る。その頃、すでに遠山(三崎)双葉(満島ひかり)は、その地で文哉を探していた。
駿輔は遠山(三崎)隆美(風吹ジュン)、遠山(三崎)灯里(福田麻由子)と別居し、果樹園の草間五郎(小野武彦)のもとに謝罪のため足を運ぶのだが、会ってはもらえない。
目的地に着いた洋貴は双葉を見つける。洋貴は、自分の車から持ち出した凶器を返すよう双葉を説得。初めは拒否した双葉だが、洋貴の思いを受け入れて凶器を返した。
文哉は亡き母の実家で写真を探していた。家中をひっくり返して写真を探す文哉の異様さに祖父母は警察に連絡。自殺すると文哉が家を出て行った後に、警官に説明する祖父母たちの話を洋貴と双葉が聞きつけた。
加害者家族として顔写真が写真紙に掲載されてしまった隆美と灯里。15年前のことを知らなかった灯里は激しく絶望してしまう。そんな母子が暮らすアパートを野本(深見)響子(大竹しのぶ)が訪ねて来た。響子はお互いの憎しみは消えないが、一緒に未来を考えようと隆美に告げる。
一方、ようやく五郎に会ってもらえた駿輔は、草間真岐(佐藤江梨子) が入院する病院に連れて行かれて厳しい現実を突きつけられてしまう。五郎は、駿輔の目の前で孫を守るためと真岐の延命拒否同意書にサインしたのだ。
洋貴と双葉は、文哉を探して小学校で行われている夏祭りの会場へ。文哉が自殺をほのめかしたことを知った双葉は、このまま死んでしまえば…と考える。そんな時、洋貴がプールの入口に日向夏が落ちているのに気づく。プールサイドに行くと、水の中に人影が。洋貴が飛び込んで助け上げると、それは自殺を試みた文哉だった。兄の名を泣き叫び、取りすがる双葉をどけて、洋貴が人工呼吸を施すと文哉は一命を取り留めた。
洋貴と双葉は文哉を連れて食堂へ。洋貴は、文哉に今の思いを話す。洋貴は復讐などではなく一緒に朝日を見たいと訴えるのだが、文哉に言葉は届かない。運ばれた食事を平然と食べ続ける文哉の様子に、洋貴は笑いが込み上げてくる。
食事を終えると、洋貴と双葉は文哉を警察に連れて行く。警察署前で、一人で出頭すると玄関に向かう文哉。その背中を見ていた双葉の何かが弾けた。文哉に走り寄った双葉は、背中に蹴りを入れて倒し、殴り始めた。洋貴や気づいて駆けつけた警官もふりほどき、双葉は泣き叫びながら文哉を殴り続け…。
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