深見洋貴(瑛太)が、三崎文哉=雨宮健二(風間俊介)が新たに事件を起こした千葉から遠山(三崎)双葉(満島ひかり)を車で家に送ろうとしている頃、釣り船屋『ふかみ』では激しい攻防が繰り広げられていた。双葉を求めて訪ねて来た文哉と、息子の日垣(深見)耕平(田中圭)の妻、日垣由佳(村川絵梨)と孫を守ろうとする野本(深見)響子(大竹しのぶ)が争っていたのだ。
家具で文哉を殴り倒した響子は、どうして深見亜季(信太真妃)だったのかと積年の問いをぶつける。文哉はふらふらと立ち上がりながら、たまたま道で会った、誰でもよかったと言って店を出て行ってしまう。響子からの連絡で洋貴は双葉も伴って『ふかみ』に急いで戻って来た。意外にも落ち着いている様子の響子に安堵した洋貴は、双葉を遠山家へ送って行く事に。
一方、警察署で聴取を受けていた三崎駿輔(時任三郎)は文哉を逮捕して欲しいと懇願していた。だが、駿輔が留守にしている遠山家には『ふかみ』から離れた文哉が訪ねていようとは思ってもいない。遠山家で遠山(三崎)隆美(風吹ジュン)と遠山(三崎)灯里(福田麻由子)が文哉に対応していると洋貴に送られた双葉が帰って来た。
そのまま来た道を帰ろうとする洋貴に、双葉から文哉がいるとメールが入る。すぐさま車を反転させ、再び遠山家に向かう洋貴。遠山家では、双葉に続いて帰って来た駿輔が文哉に自首を促していた。しかし、文哉は駿輔に、また自分を見捨てるのかと反論する。実は、東京で自分を見ていた駿輔に文哉は気づいていたのだ。また、文哉は母が死んだのも駿輔のせいだと言って家を出て行く。
洋貴が遠山家に着くと、ちょうど文哉が出てきたところだった。お互いに気付いた2人が対峙していると、駿輔が文哉を追って来る。すると、文哉は逃げ出してしまう。洋貴と駿輔は文哉を追いかける。洋貴が見失った時、物陰から文哉が殴り掛かってきた。乱闘になると洋貴は、頭を打って気を失ってしまう。そこに駿輔が駆けつけるのだが、すでに文哉は逃げた後だった。
遠山家に戻った洋貴は双葉に治療してもらう。ナイフを携行してなかったことを悔やむ洋貴に、双葉は良かったと言う。双葉は洋貴に人殺しになって欲しくなかったのだ。だが、洋貴の気持ちは収まらない。洋貴は、15年前と違って文哉が成人として裁かれても責任能力がないとされたら裁判もなしに普通の生活に戻るだろうことを危惧していた。
駿輔は、ついに隆美たちと別居する決意を固める。駿輔は加害者家族としての責任を一身に背負うことにしたのだ。隆美たちは深夜に引っ越す。その時、双葉は洋貴に別れの挨拶をしたいと別行動をとる。。
夜が明けると、双葉は果樹園へと向かう。報道番組に写った草間悠里(原涼子)のほつれたぬいぐるみを直そうと思ったのだ。草間五郎(小野武彦)の許しを得て、双葉は悠里のぬいぐるみを修理する。帰り際、双葉は五郎の文哉への強い恨みを聞かされた。
双葉は地図を買い、レンタカーを借りた。目的地は文哉が行ったと思われる場所。途中、『ふかみ』に寄った双葉は、洋貴とは会わずにあることをして車を出す。見知らぬ車が湖から走り去るのを見た洋貴が出て行くと、自分の車に冷凍ミカンが置かれていた。双葉だろうと気付いた洋貴は電話をかけるのだが応対はない。留守電を残し、双葉のもとへ行こうとした洋貴は、車のダッシュボードの中にあったナイフがなくなっていることに気づき…。
それでも、生きてゆく TOPへ
各話視聴率へ
2011年夏ドラマ(7-9月)TOPへ
タグ:それでも、生きてゆく