深見洋貴(瑛太)と日垣(深見)耕平(田中圭)が、三崎文哉=雨宮健二(風間俊介)が働いているという果樹園に向かっている頃、その果樹園で新たな事件が発生。草間五郎(小野武彦)が文哉に会いたいという三崎駿輔(時任三郎)を果樹園に連れて行くと、娘の草間真岐(佐藤江梨子)が倒れていたのだ。動揺する五郎に変わって、駿輔が救急車を呼ぶ。付近に文哉の姿はなかった。五郎が真岐に付き添った救急車が出て行くと、臼井紗歩(安藤サクラ)が現れる。呆然としている駿輔に、紗歩は文哉の仕業だと言い放った。その後、洋貴たちが到着。そのまま、真岐が運び込まれた病院へ向かう。
洋貴たちを釣り船屋『ふかみ』から送り出した野本(深見)響子(大竹しのぶ)は遠山(三崎)双葉(満島ひかり)と連絡を待っていた。と、双葉の携帯が着信。電話は文哉からだった。双葉は文哉に会いたいと話すのだが、お前が嫌だと言うからこんなことになったと電話を切られてしまう。双葉がショックを受けていると、店の電話が鳴る。それは、耕平から果樹園での出来事を知らせるものだった。双葉は果樹園へと向かう。一方、駿輔も遠山(三崎)隆美(風吹ジュン)に電話して、15年前のことも考え、遠山(三崎)灯里(福田麻由子)と家を出る準備をするよう促す。
真岐の容態は重篤だった。救急隊からの報せを受けた警察も捜査に乗り出すが、文哉の足取りは不明。文哉との再会を期待していた駿輔は、なすすべをなくして道路にさまよい出る。そんな駿輔を洋貴が助けた。駿輔は、15年かけても償いきれていないのに…と、ただ落涙するだけ。洋貴が駿輔と病院に戻ると警官が来ていた。文哉の父だと駿輔が名乗り出ると、五郎とともに警察署へ事情聴取のために行くことに。病院の玄関に双葉が着いた。双葉が駿輔の娘だと知ってしまう五郎。五郎は抑えていた感情を爆発させて、駿輔に娘を返せと迫る。
響子が留守番している『ふかみ』に日垣由佳(村川絵梨)が息子の日垣涼太(竹部有紗)と一緒に来た。由佳は、お客さんだと途中で会った男を店に入れる。文哉だ。響子はすぐさま文哉と気づき、動揺を抑えて接する。しかし、店にあった刃物を響子が隠そうとした時、文哉も正体がバレていることを察してしまった。双葉を迎えに来たと言う文哉に、響子は果樹園で、そして15年前の事件への責任を問い詰めてもみ合いになる。だが、文哉は響子のどんな言葉も通じた様子がなかった。
洋貴と双葉は家路を急いでいた。双葉は、責任を感じ死にたいと言い出す。洋貴が止めると、自分たちの立場の違いを指摘しようとする双葉。すると、洋貴は2人だけで、どこか遠くに行きたい…と…。
それでも、生きてゆく TOPへ
各話視聴率へ
2011年夏ドラマ(7-9月)TOPへ
タグ:それでも、生きてゆく