憲次とサッカーをしていた春は、バランスを崩し憲次の胸へと倒れ込んでしまった。そのまま憲次に抱きしめられてしまった春は、男であるはずの自分の中に湧き上がる初めての感情に戸惑いを覚える。それは、春にとって初めての恋だった…。
しかし、そんな2人の様子を偶然美和子が目撃してしまう。美和子に見られていることに気付いた春は慌てて後を追いかけるが、美和子はそのまま行ってしまう。
その夜、美和子の母・直子から春のもとへと電話が掛かってきた。電話の様子から、美和子が家に帰ってきていないことを感じた春は、美和子を探して以前美和子に連れてこられた店へとやって来る。憲次と春の姿を目の当たりにした美和子は、行き場のない苛立ちと寂しさを感じていた。そして、やって来た春に対し自分の体のことを隠したまま憲次と付き合うのかとつい厳しく問い詰めてしまう。男でいたい春が体もそして心もどんどんと女性化しているのに対し、女でいたい美和子の体では少しずつ男性化が始まっていた。
春はそんな美和子を励まそうとするが、美和子は春が昼間の太陽なら自分は真夜中の月だと話し去っていってしまう。同じIS同士であるはずの美和子と分かり合うことが出来ず、春は無力感に打ちのめされる。それと同時に、憲次への気持ちを家族に打ち明けることが出来ず、春も苦しみ始めていた。同じISである美和子に悩みを打ち明けたいと願うが、翌日美和子は学校に姿を見せず…。
その頃、美和子の母・直子は美和子と春を引き離そうと、美和子に学校を転校するよう求めていた。そんな直子に、美和子は強く反発する。そんな時、直子のもとに春の母・陽子が訪ねてきて…。
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