深見洋貴(瑛太)は釣り船屋『ふかみ』で、藤村五月(倉科カナ)に医療少年院で三崎文哉深見洋貴(瑛太)は釣り船屋『ふかみ』で、藤村五月(倉科カナ)に医療少年院で三崎文哉=雨宮健二(風間俊介)の担当看護師だった東雪恵(酒井若菜)が行方不明になっていることを話す。事件性を疑う洋貴に、五月は文哉探しの協力を申し出た。
そこに、遠山(三崎)双葉(満島ひかり)が現れる。自分と文哉の出生の秘密を知ってしまった双葉は、行き場所を失ってやって来たのだ。その夜『ふかみ』に泊まる事になると、五月は双葉の洋貴への気持ちを探ろうとする。
その頃、文哉は自分の過去を知る臼井紗歩(安藤サクラ)を車で連れ出していた。ひたすら森の闇に車を走らせる文哉に紗歩は恐怖をつのらせる。翌朝は朝早く起きなければならないと訴える紗歩に、文哉は…明日が来ると思っているのか?…と、冷たく言い放った。
夜が明けると、五月は東京に帰った。昨晩は寝付けなかったと、遅く起きた双葉が帰ろうとすると三崎駿輔(時任三郎)が迎えに来る。改めて挨拶をしに来たと言う駿輔を洋貴は深見達彦(柄本明)の部屋へ通した。洋貴は文哉が描いた絵を駿輔に見せた。文哉に反省の意志はないと突きつける洋貴に、駿輔は言葉を失う。うたた寝をしていた双葉を促し帰ろうとする駿輔。双葉が自分と文哉を産んだ母のことを尋ねると、駿輔は死んだと答える。2人の会話を洋貴が聞いていた。双葉は駿輔とともに家に帰る。
その夜、洋貴は日垣家に。洋貴は駿輔が謝罪したがっていると野本(深見)響子(大竹しのぶ)に伝える。会いたくないと言う響子を、洋貴は会って話せば何かのきっかけになるかもしれないと説得。そこに日垣(深見)耕平(田中圭)が現れ、今の響子は幸せで、それは自分が作ったものだと洋貴に言い放つ。その頃、遠山家では駿輔と遠山(三崎)隆美(風吹ジュン)が話し合っていた。離れた方が良いかもしれないと言う駿輔に、隆美は文哉と双葉の母になろうと決意した時の思いを話す。
次の日、洋貴と五月は文哉の担当看護師を知る元同僚と喫茶店で接触。店を出ると五月は加害者家族への訴訟を促すのだが、洋貴は首を横に振った。
『ふかみ』に双葉が来た。ゆるやかな時間が過ぎようとするのだが、洋貴の手元には昼間、五月から渡された封筒が。中には、事件当時の双葉たち加害者家族が写った記事のスクラップが入っていた。洋貴は双葉から封筒を隠すようにゴミ箱へ。だが、双葉が見つけてしまう。泊まる予定の双葉だったが、書き置きを残して帰ってしまった。そんな双葉に、遠山(三崎)灯里(福田麻由子)から電話が入る。姉を思う灯里の優しさに、双葉は涙してしまう。
洋貴が仕事をしていると耕平から響子がいなくなったと連絡が入る。洋貴が日垣家に向かうと響子が帰って来た。
心配する日垣家の人々、洋貴を前に響子は深見亜季(信太真妃)が死んだ場所に行って来たと語り始める。事件以来、死んでも良いと閉ざしていた心、他人をうらやみ、あまつさえ不幸を望んでいた自分自身がいたと言う響子。響子は事件を起こした文哉と自分が一緒になってしまうと気づいたと話す。そして、文哉に会って亜季を返してもらいに行くと語った。耕平には信じられない話だが、洋貴は響子の思いを受け止める。
そして、響子は洋貴と暮らす事になった。『ふかみ』で、洋貴と響子が荷物を整理していると誰かが来た。応対に出た洋貴母子の前に立っていたのは隆美…。
その頃、自分の居場所を求める双葉は介護施設の祖母のもとにいた。双葉はどうしたらよいのかと尋ねる双葉はそのまま眠ってしまう。と、誰かが部屋に入って来た。眠りから覚めようとする双葉の前に、文哉が…。
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