ISとして生まれた星野春は、パティシエになるという夢を叶える為、内面は男である自分を隠して戸籍上の性別通り女子生徒として白咲高校に入学した。
ところが、入学式の開始を前にして春の体に思いがけない変化が…。突然生理が来てしまったのだ。一緒に居た美和子の助けを借りて何とか事なきを得た春だったが、次第に女性化を始めた自分の体に対し、強い戸惑いを覚える…。
そんな中、白咲高校での学校生活が始まった。
しかし、春は校長から春がISであることは一部の教師しか知らないことを告げられ、自分の口からクラスメイトに事実を明かしてはならないと約束させられる。クラスでは、誰も春がかつて男子生徒であったことなどは知らず、長谷川マキ、畑野よし子、山田樹里亜ら女子生徒が春に声をかけてくる。
初めて経験する女子の世界に戸惑いながらも、精一杯周りの女子生徒に歩調を合わせていく春。
しかし、そんな春の体にまたしても異変が…。美和子に誘われ、一緒にお昼を食べていた春は不意に吐き気を感じ、それ以上食べられなくなってしまったのだ。その上、飛んできたサッカーボールを胸でトラップした際、胸に強い痛みを感じ、その直後意識をなくし倒れてしまう。その際、春はサッカー部2年の伊吹憲次に助けられる。
帰り道、春の様子を心配して待っていた美和子と一緒に帰ることになった春は、美和子から学校にはいたくない、春と一緒に居たいだけなのだと打ち明けられる。自分がISであることを知らずに慕ってくる美和子の姿に、春は罪悪感を抱きつつ、週末美和子の家に遊びに行く約束をする。
数日後、春と両親はここ最近続く体の異変の原因を知るため病院へとやって来た。
しかし、そこで告げられたのは春にとってあまりに過酷な事実だった。
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