京都地検検事・鶴丸あや(名取裕子)のもとに、英会話スクールチェーンの元社長・小堀育男(竜雷太)が、部下の元幹部・柳原美香を殺した容疑で送致されてきた。小堀の経営する英会話スクールは元幹部の裏切りで倒産しており、恨みが動機と思われた。
小堀はすでに警察でも素直に自供しており、あやの取調べに対しても全面的に容疑を認める。しかし、殺害した元幹部については「あいつは絶対に許せない」と言い捨て、反省の色は見えなかった。にもかかわらず、「人間、死んだらそれでおしまい。人は皆、ひとりぼっちで死んでいく…」などと口走る。
その言葉に引っかかるものを感じた、あや。改めて小堀を呼び、「力になれることがあれば、可能な限り手を貸す」と真摯に向き合う。すると突然、彼は紙と鉛筆を貸してくれといい、京都市内の古いアパートの地図を書き出した。
驚いたことに、そのアパートの一室から、死後数週間が経過した男性高齢者の死体が見つかる。その男性はいわゆる"孤独死"を遂げたようなのだが、氏名すらわからない謎の人物だった。はたして、アパートで死んでいた身元不詳の男と小堀の関係は…!? そしてなぜ、小堀は男の遺体についての情報を、あやに告げたのか…!?
あやは"行旅死亡人(こうりょしぼうにん)"として処理されるであろう、氏名不詳の男性の人生の痕跡を調べはじめるが…!?
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