女子高生の制服に身を包み、白咲高校の入学式へと向かう15歳の星野春。
しかし、春には大きな秘密があった。実は、中学まで春は普通の男子として生活を送っていたのだ…。
15年前、春は星野太郎と陽子のもとに生まれた。
しかし、春が生まれてすぐに両親は医師から春がインター・セクシャルであることを告げられる。
インター・セクシャル、通称IS(アイエス)とは、身体的に男女の判別が難しい性を持った人々のことで、生まれる確率は4500人に1人とも、2000人に1人ともいわれているが、正確な患者数は不明だという。医師からこの衝撃的な事実を告げられた両親は、速やかに子供の性別を決めて性器形成手術を受け、その後はホルモンの薬で成長を調節するという方法をとるよう勧められる。
初めて聞くISという言葉、子供の性別を自分たちで決めなくてはならないこと…。
しかも、ISの子を持つ両親の多くが世間の無理解と偏見を前に、早々に手術を受けさせ、その後は事実をひた隠しにして生きているという現状を聞かされ、両親は激しく動揺し苦悩する…。
検査の結果、春の体内に子宮と卵巣が認められたことから、両親は悩んだ末に戸籍を女として届け出た。
しかし、本当の性別は将来春自身に決めさせようと、手術を受けずに春をISとしてありのまま育てるという決断を下す。ところが、その直後腸の奥に精巣が隠れていたことが発見され、しかも摘出することを余儀なくされてしまう。
こうして春の体は戸籍通り女子になった。
しかし、成長と共に春は男の志向を強くし、中学までは普通の男子として生活を送る。
やがて15歳になった春は、パティシエになるという夢を叶えるため、白咲高校の食物調理科へ進学。
しかし、入学に際して高校側から男子生徒として通学することが認められなかった為、春は仕方なく3年間“女”として通学することになる。
入学式で、春は謎めいた雰囲気を持つ同級生の相原美和子と知り合う。
2人はすぐに打ち解けるが…。
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凄く考えさせられる問題だと思いました。
4500人に1人。
思っていたよりも多い数字でした。もしかしたら、自分の近くにも、そういう人がいて知らないうちに傷つけていたのかも?!と思うと心苦しいです。
これからのドラマの発展に期待しています。
余談ですが、高橋ジョージさんの演技が上手くてビックリしました。とても自然で好感が持てます。頑張ってください!!