3年生が就活の季節を迎えた。新吾(松岡昌宏)は「自分にできることはないか」と
とまどうが、進路の件は文香(板谷由夏)に任せることになった。
新吾は文香に生徒たちの進路希望を見せてもらう。陽介(神木隆之介)が「祖母の定食屋」と書くなど、調理師を目指す生徒もいる。
しかし中には「鉄工所」「事務職」「正社員」など、調理師以外の志望先を持つ生徒もいた。
驚く新吾に文香は「生徒たちが現実と向き合って出した結論だ」と言う。
生徒の就職を助けてやりたいと考えこむ新吾。
同じころ岸野(伊藤英明)もある手立てを考えていた。それは「先輩の店」。
調理クラブの卒業生のために、地域の特産品などを使った惣菜や弁当を売る店を作り、働く場所を提供しようと岸野は構想していた。新吾は先を見通している岸野の考えに感心する。
だが、岸野のアイデアに役場からは予算が下りなかった。ならば、と岸野はあることを実行しようとする。
そのころ調理クラブでは、就活のためにレストランを休みたいという生徒が現れ、不安感から混乱が起こっていた。
新吾はそれぞれに不安を抱えながらも、現実を見据えて自分の将来と真剣に向き合う生徒たちを見て「俺が高三の頃は、自分の将来について考えてもいなかった……」と驚く。
そして新吾は生徒たちにせがまれ、自分が料理人を目指すきっかけとなった出来事を語り始めた――。
その夜、新吾は高熱を出して倒れてしまう。今までの無理がたたり、安静第一となった新吾は、レストランを休まねばならなくなる。それでも行くと言い張る新吾に文香は「生徒たちに任せてみましょう」と言い、新吾はようやく納得する。就活組が不在、新吾も不在のなか、果たして陽介たちは無事にレストランを開店させられるのか――?
高校生レストラン TOPへ
各話視聴率へ
2011年春ドラマ(4-6月)TOPへ
タグ:高校生レストラン