ボーナスが出るとあって機嫌のいい高木護(阿部サダヲ)。朝から夕飯のことが気になっている笹倉友樹(鈴木福)に夕食の献立を聞かれて、護は双子に週末はおいしいものを食べに行こうと話す。
そして、ボーナスで2人に新しい服をプレゼントすることも密かに決めていた。あけぼの文具の同僚にも双子にどんな服をプレゼントするのがいいかを相談してみたりと、うれしそうな護。
一方、居酒屋「クジラ」には畑中彩(比嘉愛未)の元旦那である達也(田中幸太朗)から電話が入っていた。複雑な思いで達也に会う彩だが、返しそびれていた腕時計の返却と再婚の知らせだった。
ある日、笹倉薫(芦田愛菜)は同級生の女の子・まなみ(本田望結)と女の子だけで遊ぶ約束をし、友樹と別行動をしていた。
夕飯の時間が近くなり、まなみの家を出た薫は、雨あがりの中を楽しそうに帰宅していた。
歩いていた青木あゆみ(鶴田真由)は、たまたま薫を見つけるが、直後に車に激しく水をかけられた薫を目撃し、思わず駆け寄って抱きしめる。新しい服を買ってあげ、おやつも食べさせ、楽しい時間を過ごす薫とあゆみ。
一方、護は、会社から帰宅しても薫が帰っていないことを心配して友樹とまなみの家を訪ねた。しかし、薫はずいぶん前に家を出たと言われてしまう。
思い当たる場所を探していると、歩道に薫の名前が書かれた傘が落ちていた。さらに川に薫のものらしきハンカチをみつけ、慌てて川に入り薫の名前を叫ぶ護。その時、薫がみつかったと連絡が入った。
「クジラ」に戻るとかわいい服を着ている薫とあゆみがいた。事情を聞きながらも怒った口調であゆみに帰るように責める護。
部屋に戻ると、あゆみに冷たく当たった護を責める薫だが、護はあゆみにはもう会うなの一点張りだ。
やがてケンカになり、腕をつかんできた薫を護が振り払った勢いで叩く形になってしまった。薫は「マルモなんか大嫌い!」と物置にこもってしまう。
翌日、会社で鮫島勇三(伊武雅刀)に呼ばれた護は商品開発部への異動の可能性があることを聞く。戸惑う護。また、別れて以来、顔を合わせてなかった牧村かな(滝沢沙織)と顔を合わせるが、護は気まずさをなくすために元の同僚に戻ろうと話した。
夜、食事中に薫のご機嫌をうかがうように話しかける護だが、薫は口をきこうとしない。
見かねた友樹は護との連絡用に糸電話を作った。糸電話を通して、薫に素直に謝れないという護に友樹は仲直りのおまじない"ペコりんこビーム"を教える約束をする。薫を叩いてしまったことや仲直りできないことに落ち込み、畑中陽介(世良公則)に相談する護。
陽介は子供のことを本気で考えている証拠で、もう立派な親だと励ました。
護が笹倉純一郎の墓参りに行っている頃、家で洋服に丸をつけたチラシを発見した薫と友樹。さらに友樹から薫を探すために川に飛び込んだ話を聞き、陽介からは叩いた護も傷ついているんだと聞いた薫。
墓参りから帰ってきた護は、物置で宿題をしているという双子を待っているうちにうっかり寝てしまう。
起きると、双子は彩とムックの散歩に出ていたが、護の首には手作りの金メダルがかかっていて、机の上には「マルモがいちばんだいすきだよ」と書かれた感謝の手紙もおかれていた。
手紙を手に部屋を飛び出す護。
土手に行き、双子にお礼を言う護。双子も、今日は父の日だからと改めてお礼を言った。家事もするから母の日も父の日もマルモの日なんだという双子の言葉に涙を流す護は、友樹から教わった"ペコりんこビーム"で薫とも仲直りした。
夜、護はアルバムにこれまで3人で撮ってきた写真を貼り、写真整理をしていた。深夜、トイレに起きた薫が机の下に写真が落ちているのを発見。アルバムを取り出すが、そこから包みが落ちた。
慌てて覆いかぶさるムックだが、あっけなく奪われ薫が包みをあけてしまう。
そこにはあゆみと赤ちゃんの頃の双子や純一郎が写っていた。ムックの鳴き声で目を覚ました護が入ってくると薫が写真を手に、ママは生きていて、あゆみなのかと尋ね…。
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