ある朝、神南署管内の公園で、銃で撃たれた男の死体が発見された。個人を特定できる所持品はなかったが、その風体と身に着けている装飾品から、暴力団員だと推察する安積(佐々木蔵之介)ら、安積班のメンバー。男は背後から至近距離で撃たれており、凶器と思われる拳銃も近くの植え込みから見つかった。
周辺の聞き込みから、昨晩の0時頃、銃声らしき音を聞いたという人が見つかる。その人によると、その音を聞いた後、公園の方から走ってくる人物を見たといい、その人物は、渋谷界隈で“タク”と呼ばれている男に間違いないという。
ほどなく、“タク”という男は、渋谷を縄張りにする不良グループのリーダー的存在、柴崎卓(木ノ本嶺浩)という18歳の少年だと判明。川越に実家があるが、この2年間、帰ることもなく、笹塚のアパートで一人暮らしをしているという。
その後日、被害者は暴力団の幹部だと判った。また、このたびの事件は、六本木と新宿管内で立て続けに起きた、暴力団と不良グループの抗争と類似しているということで、本庁捜査一課の高野警部(宇梶剛士)らが捜査を指揮をとることになった。
自ら捜査に出るという高野は、村雨(中村俊一)に自分と組むよう指示するが、村雨は合同捜査の慣例を引き合いに出し、若手と組んでほしいと高野の指示を拒む…。
その後、高野が安積を呼び出し、村雨の引き抜き話を知っているかと安積に聞くと、村雨本人の判断に任せていると安積。「村雨を飼いならしているんじゃないか?」という高野の言葉に、「ちょっと考えが…」と、安積が高野にある提案をする。
ハンチョウ 〜神南署安積班〜 シリーズ4 〜正義の代償〜 TOPへ
ハンチョウ〜神南署安積班〜 各シリーズ視聴率へ
2011年春ドラマ(4-6月)TOPへ
『ハンチョウ 〜神南署安積班〜 シリーズ4 〜正義の代償〜 第十話』の上へ