骨髄移植が成功し、順調に回復した羽雲(加部亜門)がついに退院の日を迎えた。
大地(反町隆史)に連れられ、うれしそうに病院をあとにする羽雲。だが、大地が末期のすい臓がんに冒されていることを知る七海(榮倉奈々)は、その背中を複雑な思いで見つめる。
羽雲は長らく休んでいた小学校に復学。
クラスメイトとの再会を楽しみに元気に通い始めるが、作文の発表もうまくできず、また大地が作ってくれた折り紙の「ゴリおさん」を友だちに壊されても、言い返すことができず、落ち込んでいく。
一方、羽雲が学校に慣れるまでは毎日迎えに行くと約束した大地だったが、ある日、七海に呼び出された先で痛みに襲われて、倒れてしまう。
学校で心細げに大地を待ち続けていた羽雲は、担任から知らせを受けて駆けつけた華織(井川遥)の胸に、まっすぐに飛び込むのだった。
羽雲を連れ帰った華織は、ようやく電話がつながった大地から仕事で迎えに行けなかったと聞かされ、言葉を失う。
自分の病気を隠し続ける大地を目の当たりにした七海は、病院で治療を受けるよう大地に告げるが、残された時間をすべて羽雲のために使いたいと思う大地の態度はかたくなだった。
それでも諦めず「ちゃんと現実を見てください」と大地を懸命に説得しようとする七海の言葉が、大地の心に突き刺さる。
翌朝、大地は羽雲を送り届けに来た華織から、羽雲が学校に行きたくないと言っていると聞かされる。
思い詰めたように「ごめんなさい」と謝る羽雲に驚く大地だったが、羽雲は、折り紙を壊されても、弱虫の自分は何も言えなかったからだと告白。
大地は、この一年、病気から逃げずに闘ってきた羽雲は弱虫ではなく、強い人間だと話す。
そして「お前は強い。そのことをこれから先も絶対に忘れないで欲しい」と羽雲に強く言い聞かせる。
明くる日、大地は羽雲の学校の公開授業に参加。
教室で大地ら保護者が見守る中、羽雲は再び作文を発表することになった。
大地に励まされて勇気を振り絞り、「パパのような新聞記者になりたい」と将来の夢を綴った作文を大きな声で読み上げる羽雲。その頼もしい姿を大地は涙をこらえながら見つめる。
この後、大地は明青医大病院で円山(伊原剛志)と向き合っていた。
意を決した表情の大地は、円山をまっすぐに見つめ「教えていただきたいんです。私があとどれぐらい生きられるのか」と切り出して…。
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