高木護(阿部サダヲ)は、笹倉薫(芦田愛菜)と友樹(鈴木福)がもうすぐ誕生日だと知る。
一緒に暮らして初めての誕生日を祝ってやりたいと考えた護は、双子に何が欲しいかを尋ねた。
しかし双子はサンタにお願いしたから大丈夫だと教えてくれない。粘る護だが、双子はパパがサンタ以外の人に教えたらいけないと言われたとかたくなに口を閉ざす。
護はムックや畑中彩(比嘉愛未)にうまい具合に聞きだして欲しいとお願いをする。
あげぼの文具では、護がお客様からのクレームを参考にした新商品の企画書を作成し、鮫島勇三(伊武雅刀)に提出した。かすかな手応えにうれしそうな護は、牧村かな(滝沢沙織)を食事に誘い、約束をとりつけた。
同じ頃、学校から下校中だった双子を物陰から見ている女性・青木あゆみ(鶴田真由)がいた。あゆみは自転車を避けて転んだ友樹のキズの手当てをし、クッキーをプレゼントしようとするが知らない人からもらえないと断られた。
通りかかった彩が声をかけあゆみとは公園で別れるが、後に彩からその様子を聞いた護は、女性が双子の母親のあゆみかもしれないと察した。護はさりげなく双子に母親について尋ねるが、3歳の頃に死んだと聞かされている2人には記憶がなかった。
深夜、双子が寝静まると護はムックのアドバイスを受け、サンタへの手紙を探すために双子の宝箱を探す。箱の中にサンタへの手紙を見つけ、喜ぶ護だが、そこに書かれていた希望のプレゼントは"かしゃかしゃ"と"ぷちぷち"だった。何のことかさっぱりわからず、再び頭を抱える護。
かなと食事に行った護は、思い切って付き合って欲しいと告白をする。かなからOKをもらい喜ぶも護は双子を引き取ったことを言い出せないでいた。
翌日、あゆみから護に電話が入り、直接会うことになった。純一郎の死を知り、双子がどうしているのかが気になって会いに来たというあゆみに、護は引き取る気がない中途半端な気持ちなら会わないで欲しいと強い口調で訴える。涙を流しながら双子を置いて家を出たことを後悔するあゆみにかける言葉を失う護。
本当の父親なら"かしゃかしゃ"と"ぷちぷち"の正体がわかるはずだからと、その後も探り続ける護に、畑中陽介(世良公則)は父親だってすべてわかるわけじゃなく、相手を思う気持ちが大事なんだと言葉をかける。その夜、物置で双子のアルバムを見ていた護は、保育園の連絡帳に"かしゃかしゃ"と"ぷちぷち"の文字を発見した。
誕生日当日。護は連絡帳に書かれた文章をヒントに商店街の店を回り"かしゃかしゃ"と"ぷちぷち"の正体を突き止める。
夜、3人で誕生日パーティーを開くと、護はプレゼントだと、各店を回って集めた"包装紙"とロール状になった"ぷちぷちの梱包材"にリボンを付けて贈る。大喜びの2人。その時、「クジラ」にあゆみが訪ねて来た。あゆみは、もう2人には会わないつもりだと告げ、最後にと双子への手作りパンケーキを渡す。頭を下げて帰っていくあゆみを見送り、双子の元へ戻った護はパンケーキを2人に渡した。
それは双子が小さい頃に読んでいた絵本に出てきたパンケーキとそっくりだった。大喜びする2人を見た護は家を飛び出し、あゆみを追いかけた。あゆみに絵本を覚えていたことを告げ、ひと目会うようにすすめる護。あゆみが「クジラ」に戻ると、護は双子に自分の友達だとあゆみを紹介する。あゆみに護との日々や自慢をする双子の言葉を聞き、涙をこぼすあゆみ。
あゆみを見送り、家に戻ると護はおきてノートに「誕生日は、家族みんなでお祝いすること」と書き込んだ。護は双子からこれからもずっと誕生日をお祝いしてねと言われ喜びつつも、あゆみが作ったパンケーキの味に思わず泣きだしてしまい…。
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