高校生レストランの評判を聞き、関西から視察団がやってくることになった。
高校生レストランが全国区になるチャンスでもあり、岸野(伊藤英明)たち役場の人間にとっては、願ってもない申し入れだ。
しかし視察日に指定された土曜日は、レストランの休日。
しかも前日は遠足で、生徒たちは仕込みや準備ができない。
岸野は新吾(松岡昌宏)に視察団を断ろうと言うが、新吾にはある考えがあった――。
翌日。観光課課長の戸倉(金田明夫)に頼まれ、新吾は一人でレストランを開くことにする。だが視察団は20人。
しかも、新吾は難易度の高い和食のコース料理を作ると言い出す。
料亭の板前だった頃は、店で決められたものを作ってきた。
今回は自分でコースの内容を考えて作ってみたい。
そして、それは今後部員たちの和食料理の教材にするつもりだ――
そう話す新吾の挑戦に、岸野も遥(吹石一恵)も手伝いを勝って出る。
そして遠足当日。新吾は市場で野菜を仕入れ、試作を始める。
と、そこに陽介(神木隆之介)が遠足のバッグを持って現れた。
新吾が一人で視察団相手の料理に挑戦することをこっそり聞いていた陽介は、遠足に行かず、レストランにやってきたのだ。
「遠足よりも、新吾のもとで勉強したい」と懇願する陽介に、新吾は「駄目だ」とにべもない。
「お前は生徒。学校の行事に参加するのが勤めだ」
――だが、陽介にはどうしても、新吾に習いたい理由があった……。
そんな陽介の思いを聞き、新吾の心は揺れる…。
そのころ、遠足に行った真衣(川島海荷)たちにも陽介がレストランに残ったことが伝わっていた。
「うちらもレストランに行くべきや」と言う真衣に「遠足抜けたら、内申に響くかもしれない」と言い出す部員もいて、意見は分かれた。
それは将来、料理で就職ができるのかどうかを不安に思う、生徒たちそれぞれの心の揺れでもあった。
果たして、新吾は20人分の料理を作れるのか?
そして調理クラブの部員たちがとった行動とは――。
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