羽雲(加部亜門)の骨髄移植のドナーが見つからないまま12月に入ったが、病室には華織(井川遥)も見舞いに訪れるようになっていた。
一方、大地(反町隆史)は羽雲の病室に詰めながらフリーライターの仕事を始めるが、慣れない仕事と介護の両立で疲労はピークに達していた。
ある日、日本の骨髄バンクを通じてコーディネイトを依頼されていた韓国の骨髄バンクで、羽雲のドナーが見つかった。華織から羽雲を救って欲しいと頼まれていた韓国の小児白血病の権威・李(チョン・ウソン)は、自ら羽雲の担当を希望。
そして待ちわびる大地らにも、吉報がもたらされる。最高のクリスマスプレゼントだと喜ぶ大地だったが、その矢先、外出先で倒れてしまい、そのまま検査入院することになってしまう。ただの過労だとタカをくくっていた大地に、医師が告げた検査結果は意外なものだった・・・。
1月になり、いよいよ羽雲の手術が行われることになるが、手術の前日、七海(榮倉奈々)はたまたま大地の検査結果を目にしてしまい、ショックを受ける。大地が冒されている病気はすい臓がん。それも末期の状態だったのだ。
翌日、数時間に及んだ手術は無事に終了。
だが、円山(伊原剛志)からは、移植された骨髄が羽雲の体にうまく生着するかどうかが判明するまで、予断は許されないと説明される。
一方、大地と華織が離婚していると知った李は、「父親って悲しい生き物ですね」と、大地に"カシコギ"という魚の話を始める。
カシコギのオスはメスが生んだ稚魚を育て、子供が成長すると安心したかのように死んでいくという。"父親はどう生き、子どもに何を残して死んでいくべきなのか"という李の言葉が大地の胸に突き刺さる。
その夜、大地は眠れずに街をさまよいながら自分に下された医師の宣告を思い出していた。
末期にまで進行したすい臓がんは、すでに手術が不可能な状態で、治療を受けても治る見込みはなく、余命は長くても半年…。残酷な運命に震え、深夜の公園でひとりうずくまる大地。
2週間後、大地と華織は円山から、羽雲の骨髄が正常な血液を作り始めたと、手術の成功を告げられる。
このまま順調に回復が進めば、2カ月後には退院できると聞かされた大地は、涙ながらに何度も円山に礼を言い、華織にも「ありがとう」と声を震わせる。
これまで見たことのない大地の姿に、華織は戸惑いを隠せない。
その夜、七海は、大地の検査結果を見てしまったことを告白し、治療を受けるよう大地に勧める。
しかし大地は、病気のことは誰にも言わないよう口止めし、最後まで羽雲のそばにいると、治療を断って…。
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