「花御膳を食べて食中毒になった」と一人の老人から訴えがあった。
――驚きの一報を聞いた新吾(松岡昌宏)は、岸野(伊藤英明)とレストランに駆け付ける。
店内には校長の岩瀬(平田満)や、観光課課長の戸倉(金田明夫)らが集まっていた。
プロの料理人である新吾がついていながらなぜ?原因は何か?
切羽詰まった雰囲気になる一同。
そのころ新吾の父・定俊(原田芳雄)と妹の遥(吹石一恵)は、病院に運ばれた老人・高科悠平(織本順吉)の家を訪ねていた。
悠平は定俊の檀家だったのだ。
6年前妻に先立たれた悠平は東京にいる娘や孫とも疎遠のようで、一人ぽつんと暮らしていた。
そのことを知った岸野は帰り道、本数の少なくなったバスを待つ老人や、シャッター街となった商店街を歩きながら、思い至る。
自分が考えていた町おこしはこの町でたくさん暮らすお年寄りを 置き去りにしたままだったと…。
同じころ、陽介(神木隆之介)や真衣(川島海荷)ら部員たちも同様のことに気づく――。
そして、この町で暮らすお年寄りのために何かできないかと考え始める。
翌日。新吾は陽介たちから新しいメニューの必要性を訴えられる。
それは「お年寄りに喜んでもらえるメニュー」だった。
この町にはお年寄りがたくさんいる。
その人たちに気兼ねなくレストランにきてもらい、仲良くご飯を食べて欲しい……。
生徒たちの言葉に、新吾そして岸野の心は大きく揺り動かされる――。
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