高木護(阿部サダヲ)にキャッチボールを教わる笹倉薫(芦田愛菜)と友樹(鈴木福)。遠くに、両親が忙しくいつも一人で遊んでいるクラスメイトの谷口隼人(貴島康成)を見つけた薫は一緒にやろうと声をかけようとするが、隼人はその場を離れてしまう。
翌日、今度は一緒にキャッチボールをしようと話しかけた薫に隼人は一瞬明るい表情を見せるが、周りの男子生徒からからかわれて、思わず薫にきつい言葉をかけてしまう。
護はおたふく風邪を見舞ってくれたお礼を口実に、牧村かな(滝沢沙織)と食事の約束をとりつけた。浮かれて帰宅した護はかなとの約束を双子に自慢するが、薫の様子がおかしいことに気がつく。
隼人にからかわれて傷ついたと話す薫だが、護は無視すればいいと軽く流してしまう。しかし、隼人の薫をからかうのは止まらず、今度はマルモは本当の家族じゃないからそのうち捨てられると言う。反論しながらも不安を募らせていく薫。
ある日、護は、あけぼの文具の鮫島勇三(伊武雅刀)から翌日訪ねるお客さん相談室の"お得意さん"のところへ一緒に行こうと誘われる。
"お得意さん"と聞いてすっかり怯える護は訪問を控え、家に帰ってからも双子のおかずを作るだけで自分は食事もせずに報告書に目を通していた。大変そうな護を見ていた薫は、翌朝、朝食を作る。
薫の叫び声で護が起きると、報告書はコーヒーに浸され真っ黒に、トーストや目玉焼きは真っ黒にこげて煙を出していた。
気遣いとは知らず、余計なことをするなと嘆く護に薫は落ち込む。
学校へ行くと追い討ちをかけるように隼人に護と離れ離れになるとからかわれた。たまりかねて薫が追いかけると隼人が転んでしまいケガをする。
"お得意さん"の家に来ていた護は、"お得意さん"の伊達(吉田鋼太郎)とは元クレーマーで、今は鮫島の良き相談役として意見を聞いていると知り安心する。伊達の意見を聞き感心する護だが、小学校から連絡を受け慌てて学校へ向かう。
薫の姿を見るなりケガを心配する護だが、ケガをしたのは隼人だと聞くと、むくれて謝らない薫に代わって頭を下げる。帰り道でも薫は自分は悪くないから謝ることを頑なに拒否。がっかりだよと言って先を歩く護を不安気に見つめる薫。
翌朝、布団から出てこない薫に護は再び隼人に謝るように促すが薫は拒否。怒った護に対して薫は「マルモなんか大嫌い」と言ってしまう。そのまま学校を休んだ薫は、お昼を持ってきてくれた畑中彩(比嘉愛未)にケンカのいきさつや不安に思っていることをすべて話した。夕方、電話で彩から事情を聞いた護は自分の言動を振り返り、ある行動に出る。
夜、いつまでも帰ってこない護に不安になり、自分のせいだと責める薫にムックは護が好きなら謝ればいいとアドバイスをおくった。
薫と友樹は護に謝るために家を飛び出し駅に向かった。しかし、あけぼの文具に行く路線も駅もわからず途方にくれてしまう。
改札を出たところで双子を見かけて驚いた護は、必死に護に謝る練習をしている薫やこれからはお手伝いを頑張ると言う友樹の言葉に胸が熱くなる。声をかけられ護の姿を見た双子は安心して泣きながら護に駆け寄った。護は自分たちが帰るのは「クジラ」の2階だけだと言い、好きでも嫌いでも離れられないのが家族なんだと話した。
家に帰ると、護は会社で売れ残った消しゴムを利用して作ったスタンプを薫にプレゼントする。そのスタンプには護と双子とムックが1つの自転車に乗ったイラストが掘られていた。
おきてノートに護が書いた新しいおきて"好きでも嫌いでも家族"の上にスタンプを押す薫。
翌日、薫はすぐに隼人に謝った。隼人も薫に謝り、2人は仲直りをする。同じ頃、あけぼの文具では護がクレームを元に新商品のアイデアを出していた。
後日、キャッチボールの練習をする護と双子のところへ隼人が現れた。今回は一緒にキャッチボールを楽しむ隼人。すると、そこへ双子の叔父・笹倉秋人(二階堂智)がやってきた。
秋人は双子の母親が純一郎の死を知り、双子に会いたいと連絡をしてきたことを護に告げる…。
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