順調に治療が進んでいたはずの羽雲(加部亜門)の白血病が再発した。
抗がん剤治療での完治は難しいと判断した円山(伊原剛志)は、大地(反町隆史)に骨髄移植を提案するが、大地の白血球の型が羽雲と一致せず、移植は不可能と判明。
大地はプライドを捨て、華織(井川遥)に血液検査を受けてもらうよう頼むが、残念ながら華織の型も適合しなかった。 結局、骨髄バンクに登録してドナーを探すことにするが、2カ月経ってもドナーは見つからない。
これまでより強力な抗がん剤の副作用に苦しみ、日に日に体力が衰えていく羽雲を見守ることしかできない大地は、少しでも長く羽雲のそばにいてやりたいという思いからついに会社を辞めてしまう。
一方、華織も羽雲を救いたい一心で専門書を読みあさるうち、韓国から提供された骨髄で移植が成功した事例にたどり着く。これを手がけた韓国の小児白血病の権威・李信基(イ・シンギ)教授(チョン・ウソン)が学会出席のため来日中と知った華織は、会場のホテルに駆けつける。
そして学会の受付で、李と話をさせて欲しいと懇願するが、会うことはかなわなかった。
だが、あきらめきれない華織はホテルの前で待ち続け、ついにその姿に気づいた李に声をかけられる。
華織はすがる思いで血液検査の結果を渡し、羽雲の骨髄移植を叶えたいと訴える。羽雲に何もしてやれない自分が歯がゆいと悔しさをにじませる華織を、李は「お母さんがしてあげられることは、たくさんあるはず」と励まして去っていく。
その頃、羽雲は肺炎を起こし、危険な状態に陥っていた。病室で心配そうに見守る大地は、羽雲を元気づけようと明るく振る舞うが、子どもながらに死を覚悟しているかのような羽雲の言葉に絶句。
苦しそうな息子を前に、ただ手をこまねいているだけの自分に絶望し、無力感にさいなまれる。
そして、深夜、ひとり涙を流す大地の姿を目にした七海(榮倉奈々)は言葉を失う…。
翌朝、病院に駆け付けた華織を、大地は初めて病室に招き入れる。
自分が会ってもよいのかと、とまどいつつも病室に足を踏み入れた華織だったが、眠る羽雲の手に、自分が作ったウサギのマスコットが握らていることに気付き、思わず涙がこぼれる。
そして「ママ、わっくんのそばにいるから」と必死に笑みを作る華織を見つめる羽雲の目にも、一筋の涙が…。
そんな2人の様子を、大地は複雑な思いで見つめていた。 またその頃、李は旧友の円山から「お前の力を借りたい」という電話を受けていた…。
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