『ひまわりの子幼稚園』の園児と母親たちは、遠足で遊園地を訪れた。だが、そこで侑子(杏)の息子・健太(藤本哉汰)が行方不明になるという騒ぎが起きる。侑子は、利華子(りょう)や結城(萩原聖人)らとともに遊園地の敷地内を必死に探し回り、ようやく健太を見つける。健太を連れ去ろうとしていたのはちひろ(尾野真千子)だった。侑子は、健太を利華子に預け、ちひろと対峙した。ちひろは、自分や爽(長島暉実)が辛い目に遭うのは侑子のせいだ、と言い放った。それに対して侑子は、関係のない子どもを巻き込むのは卑怯だと怒りをぶつける。
健太のもとに戻った侑子は、やってきた結城に、健太は迷子になっただけだと説明した。だが、ちひろに対する怒りは消えなかった。侑子から事情を聞いた拓水(つるの剛士)は、直接、英孝(高橋一生)を訪ね、強い口調でちひろの行為を非難した。英孝は、拓水に謝罪し、会社でセクハラの嫌疑をかけられていることが幼稚園でも噂になったことが原因だと思うと説明した。拓水が帰った後、英孝は、恥をかかされた、とちひろのことを激しく責め立てた。爽は、そんな母を守ろうとして英孝の腕にしがみつき…。
真央(倉科カナ)は、借金を返済するためにキャバクラで働き始める。夜は陸(五十嵐隼士)も仕事に出てしまうため、娘の羅羅(谷花音)はたったひとりで留守番をしていた。客として真央が働いている店を訪れた圭(KEIJI)は、彼女が利華子のママ友だとは知らなかった。
同じころ、圭が浮気相手のモデル・ユキ(葵)と一緒に映っているグラビアを見た利華子は、ユキのことを調べる。彼女のブログには、先日、圭とユキが食事をしているレストランに乗り込んだときのことも綴られていた。そこには、「奥様はとってもおキレイでした!オシャレでカッコよくて、超超超〜頑張ってる感じ」「とてもうちのママと同い年とは思えません」と書かれていた。
一方、レイナ(木村佳乃)は、義母・奈津恵(山本道子)の退院を機に、読者モデルの仕事を再開しようと考えていた。だが、担当編集者から返ってきたのは、新しい読者モデルが決まったから大丈夫だ、というつれない返答だった。そんなレイナに追い打ちをかけるような出来事が起きる。奈津恵が、弓恵(中島ひろ子)と娘の美也(小泉彩)をマンションに連れてきたのだ。功治(平山浩行)と弓恵の関係を疑い、耐えられなくなったレイナは、買い物をし忘れた、といって外に出てしまう。
レイナは、ベンチに座って泣いていた。ちょうどそこに、近くのグラウンドでフットサルをしている結城が通りかかる。レイナのようすがおかしいことに気づいた結城は、彼女のこと気遣い、気分転換したいときはグラウンドに遊びに来てください、と声をかけた。
あくる朝、英孝は、ちひろに代わって爽を幼稚園に送って行く。その際、英孝は、「お母さんはどんな人だ?」と爽に尋ねた。すると爽は、いつも泣いていてあまり笑わない、と答え、「僕、早く大きくなってお母さんを幸せにするんだ!」と続けた。
別の日、利華子の家で仕事をしていた侑子は、彼女から衝撃的な話を聞かされる。利華子は、子どもたちと食事に出かけた際、ハローワークから出てきた拓水と偶然会っていたのだ。
その夜、侑子は、帰宅した拓水を問い質した。拓水は、会社で大規模なリストラがあることを告白し、余計な心配をかけたくなかった、と弁明する。そんなふたりのやりとりを偶然聞いてしまった健太は…。
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