ある日、神南署管内で傷害事件が発生。ほどなく、逃走していた加害者の青年が、緊急配備に引っかかり逮捕された。一方、突き飛ばされケガをした被害者の少女(北村梨花=近野莉菜)は、病院へ運ばれたが、治療が終わると、付き添っていた警官の隙を見て姿をくらましてしまう。病院から姿をくらました少女は、係員に偽名を使っていたため、所在は不明だが、加害者の証言から“神待ち”と呼ばれる家出少女だということがわかった。
そんな時、古いアパートで老女の変死体が発見された。遺体で発見されたのは、この部屋に住む本間清子(藤村志保)で、若い女性と思われる通報によるものだったが、その女性は名前を告げずに電話を切ったという。
部屋は荒らされた形跡もなく、状況から事件性は低いと推測する安積(佐々木蔵之介)。自殺とも考えられたが遺書らしきものはなく、病気だったようで医者から処方された薬と、台所の鍋の中には山形県の名物「芋煮」が沢山詰まっていた。
その後の調べで、清子には保証人も身寄りもなく、3ヶ月前に山形から上京し、この秋にアパートが取り壊されるまでという条件で入居していたことが判った。
また、清子が通っていた病院へ聞き込みに向かうと、清子は末期のすい臓がんで、持って3ヶ月の命だったと、院長の五十嵐(合田雅史)が証言。大学病院での治療を勧めたというが、それを拒否して五十嵐の治療を受けていたという。
なぜ、末期がんの清子が、身寄りのない東京へ出てきたのか? 釈然としない安積班の面々……果たして、清子は自殺だったのか? それとも、自殺に見せかけた他殺なのか?
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