レストランのオープンが1週間後に迫り、新聞やテレビに取り上げられるようになった。
新吾(松岡昌宏)は取材に浮かれる生徒たちに檄を飛ばし、オープンに間に合わせようと指導を続ける。
陽介(神木隆之介)もまた、いまひとつ緊張感のない仲間たちに苛立ちを感じつつ厨房に立っていた。
オープン前日、新吾は生徒たちの持ち場を発表する。
役場のはからいで厨房スタッフにおそろいのスカーフが、ホール担当にはベストが配られる。
嬉しそうに見せ合う生徒たちに、岸野(伊藤英明)も顔をほころばせる。
そんな彼らに新吾は「料理は手だ、それ以外に気を取られるな」と言い渡す。
部員29人で1日二百食のノルマは、果たしてうまくいくのか……。
帰り道、真衣(川島海荷)は陽介の様子がおかしいことに気づく。
珍しく緊張した様子の陽介を「出来るって信じよ」と励ます真衣。
それぞれが緊張を抱え、夜を過ごしていた。
そして、ついにオープン当日。大挙して入ってくる客を見て、緊張を高める生徒たち。
次々とオーダーが入り、厨房が動き始めた。
陽介は海老の天ぷらを、真衣は手際よく御膳の器を用意する。
椀物の味見をした新吾は、しっかりとうなずく。
そして初めての御膳が出来上がった。滑り出しは順調だ。
が、盛況の店内で少しずつ、ほころびが出始め、混乱し出す生徒たち。
「落ち着け!練習通りにやればいい!」という新吾の言葉は、
もはや誰の耳にも届いていなかった――。
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