羽雲(加部亜門)の治療は順調に進み、病状は安定。だが、気分がふさぎがちな羽雲を七海(榮倉奈々)は案じていた。
大地(反町隆史)は夏休みも終わってしまい、どこにも出かけられない羽雲がストレスを抱えていることに気づき、円山(伊原剛志)に外出許可を願い出るが、体調に注意が必要な時期だと難色を示される。
ある日、華織(井川遥)が病院に現れ、羽雲の面会を求めるが、病院からは大地の許可がなければ会わせることはできないと断られてしまう。
華織は意を決して大地に会い、羽雲に会わせて欲しいと大地に頼むが、「お前は羽雲を捨てたんだろう」と冷たく突き放されてしまう。
そんな折、円山から羽雲の外出許可が出た。
大地は羽雲に白紙のカードを5枚渡し、願い事を5つ書くよう告げる。
しかし、最後の1枚は前日の夜になっても白紙のままだった。それに気付いた大地は七海に、「子供は母親に会いたいものか」と独り言のように悩みを打ち明ける。
そして待ちに待った外出の日、大地は羽雲の願いをすべて叶えてやろうと奮闘。
その頃、大地に羽雲と会わせてもらえず、途方にくれていた華織は、慎平(鹿賀丈史)から「また、目をそらすのか。本当はどうしたいんだ?」と指摘され、ひと目でいいから羽雲に会いたいと心情を吐露する。
そこで、意を決した華織は、大地に電話をかける。
羽雲の4つ目の願いを叶えていた大地に、一緒に出かけていた美術館で待っていると羽雲に伝えてほしいと告げる華織。
願い事が全部かなって楽しかったとはしゃぐ羽雲だったが、白紙のカードの意味をおもんばかった大地は、「お母さんに会いたいか?」と羽雲に問いかける。泣き出しそうな顔でうなずく羽雲の、母に対する気持ちを痛いほど感じた大地は、羽雲を美術館へ送り出す。
複雑な思いを抱えひとり美術館へ向かう羽雲だったが、いざ華織と目が合った瞬間、あれほど会いたかったはずだというのに、なぜか羽雲の足は止まってしまう。
そして、華織の呼びかけにも背を向け、大地のもとに戻っていってしまう。羽雲は大地の背中に抱きつき、「パパがしてた遊びをしたい」と5つ目のお願いをせがむ。石けり、すもうごっこ、紙飛行機、肩車…大地と羽雲は日が暮れるまで遊び、父子水入らずの時間を楽しむ。
一方、職場に戻った華織は、慎平に「私は羽雲を捨てた。羽雲はそれを許してくれない」と沈痛な思いでつぶやく。 ところが数日後、大地は円山から思わぬことを告げられる。順調に回復していたはずの羽雲の病状が再び悪化しているというのだ…。
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