それらを聞いたおみやさん(渡瀬恒彦)は、7年前の主婦転落死事件を思い出す。かつて同じ崖下で主婦の薄井まゆみ(山下容莉枝)の転落死体が発見されたのだが、まゆみの夫・信行(中原丈雄)は和傘を作る職人だったのだ。まゆみが転落死した日も雪のため事件の痕跡が見つからず、しかもまゆみは進行性の胃がんで余命宣告されていたため、自殺と断定されていた。
刑事課の面々が竹沢のヤミ金融関係のトラブルを当たる一方、おみやさんは洋子(櫻井淳子)を連れて、信行の工房を訪ねる。信行は頑固者で融通のきかない性格だったが、和傘職人としては超一流の腕を持っていた。
その後、信行のひとり娘・香澄(柳生みゆ)を訪ねた、おみやさんと洋子。香澄はいきなり「母を殺したのは父だ」と言い出し、おみやさんたちはビックリする。というのも、香澄は、母親を自殺に追い込んだのは仕事ひと筋の信行だと考えて憎んでおり、反発した末、家を出ていたのだ。
香澄は、竹沢の事件が起きた前日の夜は、5年ぶりに信行に呼び出され、50万円の現金を手渡されたと話す。香澄が来月結婚することを知った信行は、祝儀を渡すかわりに「親子の縁を切る」と宣告してきたという。
おみやさんと洋子は、香澄が信行に呼ばれたというおばんざい屋を訪ね、おかみの藤澤由紀(床嶋佳子)に話を聞くが…!?
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タグ:おみやさん 第8シリーズ