羽雲(加部亜門)が小児白血病に侵されていると知った大地(反町隆史)は、ついに華織(井川遥)との離婚を受け入れ、ひとりで息子の闘病を支えていこうと覚悟を決める。
徹夜続きの仕事に追われながら、家事や羽雲の世話をこなそうと奮闘する大地。だが、ひっきりなしに取材が入り、なかなか病院に顔を出してやれない。そんな折、羽雲の抗がん剤治療がいよいよ始まると円山(伊原剛志)から聞かされる。
心身ともに辛い治療になるうえ、免疫力の低下で軽い感染症も命に関わることがあると告げられた大地は、羽雲に治療について説明をしようとする。
しかし羽雲は、七海(榮倉奈々)からすでに説明を聞いていると話し「わっくんも、がんばる」と前向きな態度を見せる。
そんなある日、殺人事件の容疑者として逮捕された少年の父親が、逮捕以来、初めてマスコミの前に姿を現したとの知らせが入った。
取材に急行しようとする大地。だがまさしくそのとき、病院から急を告げる電話が。病院へ急行した大地は、落ち着きを取り戻した羽雲に胸をなで下ろす一方、大事な取材に向かえなかったことにじくじたる思いを抱く。
奥田(北見敏之)は育児と仕事の両立に疲れ切った大地を見かね、羽雲の世話を華織に託すよう助言するが、大地は頑なに拒む。育児も仕事もどちらも投げ出せない理由があった。大地は幼い頃に母親を亡くし、町工場を営む父親に男手ひとつで育てられた。しかし、その両立に父親は疲れ、息子を道連れに無理心中をはかろうとした挙句、大地を残して自殺していたのだ。
父親のような負け犬にはなりたくないという強い思いが、意地を張る大地を突き動かしていたのだった。
翌日、病院を訪れた大地は、羽雲が大地の真似をし、まるで新聞記者のように同室の患者を“取材”している姿を目にする。
羽雲はクラスメイトに病院での生活を知らせようと手書きの新聞を作っているという。
「子どもは大人をよく見ている」という円山の言葉に、大地はこれまでの羽雲に対する自分の行動を振り返る。
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