華織（井川遥）に離婚を突きつけられた大地（反町隆史）はひとりで羽雲（加部亜門）を育てていこうと決意する。
だが、慣れない家事に手を焼き、羽雲のことをあまり構ってやれない。
大地はようやく明青医科大学付属病院に出かけ、膝の痛みを訴えていた羽雲を受診させる。
しかし、羽雲の検査中も仕事の電話で席を外す大地に、円山（伊原剛志）は複雑な思いを抱く。
検査の結果、羽雲の血液に異常が見つかり、今すぐ入院するよう円山から告げられた大地は呆然となる。
また七海（榮倉奈々）は、急に入院が決まり、不安そうな羽雲のことが気にかかる。
“血液の病気の疑い”と聞かされた大地は、徹夜で羽雲の病状について調べる。
そして翌日も病院へ見舞う間を惜しんで、以前に取材した医者に血液内科の専門医を紹介してもらい、話を聞いたり、医学資料を読み込んで、情報を集めていた。
一方、華織は美術館キュレーターの仕事に復帰しようと面接を受けていたが、なかなか採用が決まらない。
見守る慎平（鹿賀丈史）だが、華織は大地との結婚生活の中で抑えてきた自分の思いを表現できることが楽しいと明るい表情を見せる。 しかし、慎平から羽雲のことを切り出されて顔を曇らせる。
また、羽雲は入院している藤本太陽（小山颯）と仲良くなる。
母・美紀（奥貫薫）に叱られる太陽を見て、華織のことを思い出し、思わず華織の携帯電話に連絡を取ろうとするが、すでにその番号は使われていなかった。
落ち込む羽雲のもとに、ようやく大地がやってくる。喜ぶ羽雲だったが、大地は羽雲とはろくに目も合わせず、円山に検査結果を聞くため、慌ただしく病室を出ていってしまう。
羽雲の病名は“急性リンパ性白血病”だった。すでに資料を調べつくしていた大地は、これまでに収集した知識を振りかざし、治療方針の説明を円山に求める。
だが円山は「こんなことをしている時間があるならほかにやることがある」と釘を刺し、入院の不安に加えて母親のいない寂しさとひとり闘う羽雲の気持ちをもっと考えてやるべきだと忠告する。
その夜、翌日、複雑な思いを抱えつつ、羽雲を見舞った大地は、病気になったことも華織が出て行ったことも「僕が悪い子だったせい」と自分を責める羽雲に絶句。
羽雲をやさしく励まし、息子の闘病をひとりで支えていく覚悟を決めた大地は、ついに離婚を受け入れることを決意して…
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