郷原はプロレスをビジネスと割り切り、かつて白鳥プロレスから独立したのだが、赤字続きでポンコツ選手ばかりの弱小団体を、リングごと取り上げるつもりだったのだ。
憤る梓たちは青薔薇軍と乱闘になる。団体を存続させねばと願う梓だが、実態は借金だらけ。最後の興業と決意した試合の当日に、専属レフェリーの吉田にまで逃げられてしまう。
その日、日韓合作の超大作映画に出演するために来日したユ・ジホ(イ・ホンギ)は、一人街を歩いていた。韓国の有名スターであるジホは、母、イ・スンジャ(黒田福美)に女手ひとつで育てられたのだが、彼女は、東京にいるかもしれないという手がかりを残し失踪していた。
忙しい毎日を強いる事務所社長・黒金信浩(桑野信義)のもとから逃げ出し、母の足跡を追うジホと出会った梓は、姿格好の似た吉田と彼を見間違えたあげく、「即席レフェリー」になることをお願いするのだが。
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