2011年02月26日

TAROの塔 第1回

「太陽の子」

昭和42年、「大阪万博」の開催を控え「人類の進歩と調和」というテーマを具現化するプロデューサーとして、岡本太郎(松尾スズキ)に白羽の矢が立つ。アバンギャルドの旗手として時代の先端を走る太郎にとって、万博という国家プロジェクトは無縁のことであった。就任を迷う太郎の脳裏に、母の記憶がよみがえる。

 明治44年、太郎は、漫画家・一平(田辺誠一)と歌人・かの子(寺島しのぶ)の長男として生まれた。芸術にしか興味のないかの子は、幼い太郎を柱に縛りつけ歌創りに没頭し、小説家志望の学生・堀口茂治(成宮寛貴)と恋に落ちるなど、母としての愛情を全く子に注がない。だが、太郎はそんな母に決定的な影響を受けてゆく。

 「人類の進歩なんかくそくらえ!」万博プロデューサーを引き受けた太郎は、就任会見でテーマに真っ向から異を唱える。それは、国家イベントと戦う決意の表明であり、「世間の常識と戦うのが芸術家」という岡本家の魂の代弁でもあった。その傍らには、太郎の養女となった敏子(常盤貴子)の姿があった。


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posted by Dhunting | Comment(2) | TrackBack(6) | 2011年冬ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
第一回を視聴した。かなり期待していた。全体的には期待にそぐわぬクオリティーであった。太郎氏の母親の描写はかなりキツく、視聴はタフな作業だった。暗いドラマである。
Posted by EXPO 2011 at 2011年02月27日 05:17
コメントありがとうございます。
このドラマは、暗いドラマゆえに見る人を選びそうですが、かなり気合が入っている作りですね。
Posted by Dhunting at 2011年02月28日 19:44
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