示談交渉人の白井虎次郎は小学校の非常勤講師、西野みのりからゴタを解決して欲しいと依頼される。みのりが困っているのはモンスターペアレントと呼ばれ、学校に非常識なクレームをつける親たちだった。
白虎は第三者として客観的に皆の話を聞くと前置きした上で、みのりと保護者たちの面談に同席する。白虎は学校と親が定期的な話し合いを行う事を約束し、保護者たちを納得させる。しかしそこに、澤田京介が息子の元貴を連れてやってくる。元貴は顔に殴られた痣があり、担任のみのりも心配していた生徒だった。澤田は元貴が継続的なイジメに遭っていると訴え、賠償金として100万円を学校に要求する。白虎は帰ろうとする澤田に対し、他の保護者と根本的に違うと指摘。そんな言い掛かりには応じられないと要求を拒否する。
白虎と桜彩乃が澤田の自宅を監視していると、澤田から白虎の携帯に連絡が入る。澤田は白虎が外務省の交渉担当者だった事を思い出したと伝える。
3年前、犯人グループが人質をとり、大使館を占拠したトルネシア共和国大使館人質事件。この時、たった1人で犯人グループとの交渉にあたったのが白虎だった。犯人グループは、白虎との交渉の末、1人の民間人を連れて逃走する。
澤田は今回の件から手を引かなければ元外務省のエリートがゴタ消しに落ちぶれた事をネットでバラすと脅すが、白虎に好きにすれば良いと動じない。
彩乃によれば、澤田は最近、仕事をしないで家にいる事が多く、奥さんの澤田紗英が家計を支えているという。後日、紗英が勤める美容院を訪ねた白虎は紗英の体に痣がある事に気付く。白虎は紗英を小学校に連れて行き、満面の笑みを浮かべて友達を遊ぶ元貴の姿を見せる。澤田の前で見せる作り笑いとは違う息子の本当の笑顔を見た紗英は前の夫がアル中だった事を白虎に打ち明ける。前夫と別れた紗英は澤田と出会い、優しくしてもらったという。話を聞いた白虎は自分が強くならなければ何も解決しないと紗英に告げる。帰宅時間になっても帰ろうとしない元貴。彩乃がイジメの目撃者がいないというアンケート結果を伝えると、元貴は先生にやられたと発言する。
怯えた元貴の視線の先には澤田の姿。このやりとりを見ていた澤田は教育委員会に通報するとみのりに伝え、元貴を連れて去っていく。白虎は元貴が怯える姿を見て、元貴がウソをついていると見破り、澤田に虐待されていると確信。澤田は紗英にも暴力を振るい、恐怖で2人を縛っているのだ。すぐに助け出さなければ元貴が危ないと感じた白虎は澤田の自宅を訪ねるが…。
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