2011年01月31日

最上の命医 #5

「難病少女と父との絆絶体絶命オペ室の罠」

ある日、命は移植外科医の真中から手術の執刀をしてもらえないかとの話を持ちかけられる。
患者は15歳の古里春日。肝移植を必要としていたが、現在はドナーが現れるのを待っている状態だった。

しかし、この手術には大きな問題が…。彼女は、内臓が左右逆転している内臓逆位だったのだ。
この為、手術はドナーの腹部の右に入っている肝臓を、春日の腹部の左に移植するという、世界でも殆ど類を見ない難しいものになることが予想された。

手術の話を聞いた危は、普段誰とも群れようとしない真中が、急に周囲を強引に説得してこの手術の話を命に持ちかけてきたことに引っかかるものを感じ、今回の手術は降りた方がいいと薦める…。

真中の父・孝典は、重度の拡張型心筋症を抱えていた。
真中は、父に未承認の最新型人工心臓を埋め込ませようと、副院長の奠に接近、その口添えをしてもらう代わりに、この難手術を命が執刀するよう仕向けたのだ。

小児外科復活を妨げようとする奠の罠が張り巡らされる中、ついにドナーが見つかり春日の手術が行われることになる。
そして手術中、命に最大のトラブルが襲いかかる…!


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