2010年12月28日

悪党〜重犯罪捜査班 第1話

 横浜の繁華街の路地裏で、若い女性の刺殺体が見つかった。いち早く現場に駆け付けたのは、所轄の横浜港町署刑事課第四係、富樫正義(高橋克典)、飯沼玲子(内山理名)、柴田安春(鈴木浩介)、山下学(平山浩行)の4名の刑事。富樫は遺体のポケットから何かを見つけ、さりげなく自分の背広の中に隠した。玲子たち3人はそれに気づいているにもかかわらず、見て見ぬふりを決め込む。その直後、県警本部捜査一課の刑事たちが到着。捜査権を一課に奪われた第四係の面々は、すごすごとその場から立ち去るが、密かに独自の捜査を開始する。

 その3日後、第四係に新しい係長・里中啓一郎(小泉孝太郎)がやってくる。里中自身は県警本部長の甥の不正採用を告発したことが原因で所轄に左遷されたと思っていたが、彼を横浜港町署に送り込んだ県警の警務部長・前島隆造(村上弘明)の目的は、富樫ら第四係を里中に監視させるためだった。前島は里中に、第四係には“よからぬ噂”があることを忠告。富樫らは高い検挙率を笠に着て、県警の指示に従わないことが度々問題視されていたが、実は自白の強要、暴力団との癒着、収賄などさまざまな違法行為を疑われてもいたのだ。そしてその事実を調査していた前任の係長・徳永靖(永島和明)は強盗犯人を追跡中、ビルの屋上から足を滑らせて転落死していた…。徳永の死は、本当に事故だったのだろうか…!?

 警戒しながら新たな部下と対面した里中だったが、意外なことに4人とも人当たりのよい、優秀な刑事たちで、特に富樫はさわやかで礼儀正しい男だった。4人は里中に3日前に起きた殺人事件について、丁寧に捜査状況を報告する。富樫らの報告内容によると、被害者の女性・緑川麻子(中丸シオン)は、10日後に横浜有数の貿易商の後継者・田丸由紀夫(窪塚俊介)との挙式を控えていた。つまり、幸せの絶頂で殺害されてしまったらしい。婚約者の由紀夫との仲もきわめて良好。麻子にも由紀夫にも恨みを買う相手はおらず、富樫たちも県警の捜査方針どおり“通り魔的犯行”とにらんで目撃者捜しに努めているという。身構えていた分、彼らの真面目な捜査ぶりに、安心する里中。

 ところが数日後、彼らの報告が、すべてでたらめだったことが発覚する! 部下たちのありえない逸脱行為に憤る里中。だが、富樫は先日のさわやかな笑顔とは打って変わった冷酷な表情で、「オレたちのことを誰にチクろうが構わねぇが、刑事なら連中を挙げてからにしろ!」と、里中に迫り…!?


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