研修医の瀬名マリアは、小児外科医になる為に医者になったものの、手術が必要な子供たちに他の病院を紹介するしかない現状に、はがゆい思いを抱いていた。
そこにある日、アメリカから帰国した若き天才小児外科医・西條命が赴任して来る。アメリカで日本人では2人目となるMSA(最優秀若手医師賞)を受賞したという命は、赴任早々オモチャの鉄砲玉を飲み込んだ男の子を、ストローを使った離れ業で救い、他の医師たちを驚かせる。
命は、「子供のいのちを救うことは、10年先、20年先の未来を創ることになる」という信念のもと、小児外科が廃止された平聖中央病院で、その復活を目指す。
しかし、それは副院長・桐生奠の方針と真っ向から対立するものだった。確かに、小児外科は使用する飲み薬や注射液が微量なことや、多くのスタッフが必要になるために効率が悪くて儲からず、その上難しいオペばかりで訴訟のリスクも高く、病院の経営を圧迫する。
それでも真っ直ぐに自分の信念を口にする命は、外科医局の医師たちの中で浮いた存在となる。
そんな中、以前、平聖中央病院で受診し、他の病院での肝臓移植手術を薦められていた男の子の母親が、インターネットを通して命に相談を寄せた。
命は、肝臓の裏側に腫瘍があるこの男の子の手術を、平聖中央病院で引き受けると言い出す。しかも、命は肝臓移植ではなく、一般的には不可能とされる裏側の腫瘍の摘出を行うと言うのだ。
命がやろうとしている手術は世界に数例しか成功例がないという難手術だった…。
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