2010年12月06日

モリのアサガオ 新人刑務官と或る死刑囚「絆」の物語 第9話

舌を噛んで自殺を図った満は医務室に運ばれ、一命をとりとめる。なぜ自殺をしたのか?理由を問いただす直樹に、満はある衝撃的な真実を告げる・・・。
ショックをうけた直樹に、さらに追い打ちをかける出来事が・・・。ある夜、直樹は刑務官の後藤(前川泰之)が酔っぱらっているところに出くわす。
星山の死刑執行に立ち会って以来、後藤は刑務官の仕事に限界を感じていると直樹にもらす・・・。

その頃、死刑囚舎房では深堀が処刑されたことで古株の世古(温水洋一)が、次に執行されるのは自分ではないかとより一層おびえていた・・・。

自殺を図った満は自殺の理由を問う直樹に投げやりな態度を示し、「どうせ死ぬんだからいつ死んだっていい」と話し、確実に死刑になる為に田尻の娘も殺したこと、そして左手首の傷は自殺を図ったと見せかけておいて後で証言を翻すことで、田尻を野放しにしたあの弁護士に復讐するためにわざとつけたものだと語る。そんな満に直樹は、自分を支え励ましてくれた昔の満の姿を重ねられずショックをうける。

一方、深堀(柄本明)が執行されたことで舎房では、世古(温水洋一)が次は自分の番だと脅え、自ら作った貼り絵を破るほど錯乱していた。そのため、若林の命令で世古の貼り絵は回収されてしまう…。

そんな中、帰宅途中に直樹は、泥酔した刑務官の後藤(前川泰之)と出くわす。後藤は直樹に会うなり、「人殺し仲間の先生だ」と…。星山の執行の後から疲れをみせていた後藤は、「もう限界だ」と語る。
「死んでいく星山や深堀を息絶えるまで20分間、みんなでじっと見ていた…人間のやることじゃない…」「たとえ国の命令でも、殺人の片棒を担いだことに変わりはない。人を殺したという事実は一生消えない」と、死刑執行という刑務官の仕事の現実に後藤は苦悩していた。それ以来、後藤は仕事を休んでしまう…。

直樹は、満が優しくなったと思えば次の瞬間、態度を硬化させたりするのはなぜなのか、その理由は出頭するまでの空白の1年の間にあるのではないかと思い、満の妹・小春(谷村美月)のもとを訪ねる。
始めは真相を語ることを拒否していた小春だったが、直樹は小春の左手首にも満と同じ傷があることを発見し、小春に満の傷のことをたずねる。満が抱えている心の闇が、徐々に明らかになろうとしていた…。

翌日、直樹は満に話しかけ、小春から聞いた真実を語り出す。
「その手首の傷…弁護士を騙すためにつけたものじゃないんだろう…。それに、君は田尻が娘の有歌ちゃんを抱えていることを知らなかった。有歌ちゃんまで殺してしまった君は、自責の念で死のうとした」
渡瀬満は、本当は娘がいることは知らずに田尻を切り殺したのだった。自責の念で死のうとしたものの、死にきれなかった満は小春に会いにいった。小春は満に「2人で死のう」と言い、2人とも自ら手首を切った…。しかし、満は小春を止めた。「生きてくれ…そうじゃないと俺は何のために生まれてきたのか…」と震えるのだった。

直樹は満に語りかける。「君は出頭する時、小春ちゃんに絶対に会いに来るなと約束させた。小春ちゃんは約束を守っていれば君が戻ってくると信じていた。しかし君の死刑判決の報道がされて、どうしたらいいか途方にくれているんだ。娘を知らずに切ったのなら君は死刑じゃない!再審請求しよう!」
満が思わず怒鳴る。「俺は死刑にならなきゃならないんだ!」満は直樹につかみかかる。
満は刑務官たちに取り押さえられ、保護房に入れられてしまうのだった。

疲れ切った直樹に加奈が優しく話しかける。直樹は加奈と今夜、食事をする約束をする。
若林は直樹に世古の貼り絵を戻してやるように言う。世古は延命のために貼り絵をしているのか?それとも本当に供養のために貼り絵をしているのか?それを問う直樹に若林が仏像の本を手渡す。

その本を見るうち直樹は、世古の貼り絵の仏像が父親や母親、娘など…世古が殺害した被害者を表していることに気付く。若林は語る。死刑囚は死に向かって生きている。その中で世古は“貼り絵”という舎房の中で生きる支えを見つけたのだった。世古に貼り絵を返した後、直樹は満にとって、この舎房で生きる支えは何なのか…考え始める。あの時、満は「どうせ死ぬんだ」と言っていた…。

満にとっても、ここで死に向かって生きていくためには支えが何か必要なのではないかと思った直樹は満のいる保護房へ走りだす。そして満の房の前で直樹はひとり言のように、満に思いを告げるのだった。
父親が死刑囚だとわかった時、一番の救いは満の言葉だったこと。どうしたら君の支えになれるのかと…。直樹はそのまま一夜を過ごす。

翌朝、待機室で加奈が直樹を起こす。直樹は満のことに夢中になって、加奈との約束をすっぽかしてしまったのだった。加奈は気丈にふるまうが直樹が今、自分の方へ向くはずもないことはわかっているようだった。その日、世古の房を若林が訪れ、深堀の供養のために貼り絵をするように頼む。世古はまた一つ、生きがいをみつけたようにして貼り絵を始め、深堀との思い出を思い出す。

翌日、満は直樹からもらったボールをバラバラにしてしまう。満がまた荒れたのだとおもった直樹は、満に「再審請求しよう!」というが、満は「そのことは言うな!」と怒鳴る。
「お前に俺の何がわかる!!」満は小春も知らないもう1つの真実を直樹に語り始める…。
小春との自殺をあきらめた後、満は森の洞窟に隠れ、そこに小春がたびたび訪れていた。
ある日、満は小春の後ろを男がつけているのに気付く。男は小春に襲い掛かり小春を殺そうとする。
小春はショックで気絶してしまうが、その男は、田尻勝男の弟だった。兄を殺された復讐に満を殺そうと思ったが満が見つからなかったので、妹を殺そうとしたという。それを聞いて満は愕然とする。

田尻の弟・田尻達男は満に言う。「俺には息子がいる…俺を殺しても、そいつが大きくなってお前とお前の妹を殺しに来る…。永遠に繰り返されるんだ…この復讐劇が。お前が死刑にでもならない限り…」
田尻達男は、満が死刑になれば小春には手を出さないと誓ったという。
なぜ満が死刑になろうとするのか、その真実を知り驚嘆する直樹に満は言う。
「じゃあ、俺はどうすればよかったんだ…。」
その頃、所長室から出てきた若林の手にはある人物の死刑執行の命令書があった――。


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