早速、事件の取材にとりかかる蒼山。遊軍取材班の面々に仕事を割り振る中で、赤坂衆(小出恵介)のワシントン支局への異動が明らかになる。政治部の出世コースで自身が望んだことなのだが、なぜか浮かない顔の赤坂。一方、3ヶ月間の期限付きで異動になっていた奥澤緑(相武紗季)は、自分もアナウンス室に戻るのだが、そのことに気付かない遊軍の面々にすねてしまう。
2年前の女性殺人事件の取材に追われる中、赤坂と白石(小日向文世)は、代議士秘書の転落事故の際に、現場にいた女子中学生・麻生瑞貴(山谷花純)への接触に成功する。しかし、瑞貴は何も知らないと言う。蒼山と黄田(要潤)は、2年前の女性殺人事件の遺族へのインタビューを行う。しかし、被害者の娘、伊崎素子(村川絵梨)からは新しい事実は聞けなかった。また、肝心の犯人を目撃した妹の早苗(小林涼子)とは、素子の許しを得ることが出来ず話すら出来なかった。蒼山と黄田は、事件現場の周辺で聞き込みを始める。すると、早苗が事件後に現場の近辺で目撃されていた。
一方、赤坂は桃井祐(遠藤雄弥)と団地に向う。病気の症状をこらえて赤坂が団地の屋上に行くと瑞貴が現れた。森山の事件を聞こうとする桃井を赤坂が止める。白石が蒼山に自分が記者を続けている理由を蒼山に話していると、赤坂がきた。傍らには瑞貴もいる。美代子(霧島れいか)にも来てもらい、瑞貴は森山の死の真相を話す。実は、森山は屋上で体勢を崩した瑞貴を助けようとして、誤って転落したのだった。全てを話した瑞貴は、その時に森山が落としたものだと美代子に鍵を返す。それは、森山が生前に借りていた貸し倉庫の鍵だった。
その頃、蒼山と黄田は早苗と会っていた。早苗は犯人に繋がる手がかりを思い出したいからだと、事件現場近くを訪ねる理由を蒼山に打ち明ける。そして、素子の付き添いで早苗の取材が始まった。事件の足取りを順番に思い出して行く早苗だが、犯人の顔を目撃する瞬間に震えだしてしまう。最後に早苗が思い出したのは、犯人が鼻歌を歌っていたことだった。
赤坂は、森山の貸し倉庫から見つけたCDを検察に渡した。中身は丹波代議士の帳簿だった。遊軍取材班がそれぞれの取材を報告しあっていると、黒井彰(平山浩行)が早苗が襲われて意識不明の重体となったと駆け込んできた。蒼山たちが病院に行くと、素子が泣き崩れている。
次の日、CTN報道部には各マスコミからの問い合わせが殺到する。早苗が襲われた原因が、蒼山たちの取材のせいではないかというものだ。黒井と蒼山は、報道局長に呼び出されて…。
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