さとみが落ち込みながら帰宅すると自宅に中学の同窓会の案内が届いていた。さとみは暗いという理由でいじめられた中学時代を思い出し、その案内を破り捨てる。後日、さとみは天才美容整形外科医、霧島瞬(永井大)に手術を依頼。一流の料理を作るさとみは料理の腕と同じ位の一流の顔が欲しいと訴える。暗いと皆から仲間はずれにされた事も理由の1つだった。
1ヵ月後、新しい顔に生まれ変わったさとみは杉原マリエ(星野真里)として新たな人生を歩み始める。マリエは以前の店より格上のフランス料理店を訪ね、雇って欲しいとオーナーに直談判。マリエが料理を作ると、オーナーはその腕前に驚嘆して即採用を決める。そして、マリエはグルメ番組の取材を受け、カリスマ美人シェフとして脚光を浴び始める。だがマリエはそれだけでは満足できず、過去を清算するため、杉原マリエとして中学の同窓会に出席する。
有名シェフの登場に会場がざわつく中、マリエは串崎雄也、和之、ミカの存在に気付いて凍り付く。彼らはさとみをいじめたグループだった。マリエは顔を変えた事を利用し、有名シェフのマリエとして雄也たちと会話する。雄也たちがマリエの事を覚えていないと謝ると、マリエは半年在籍して海外に転校したとウソをつく。
二次会の店に移動後、雄也たちは太った男子生徒の話題を話し始める。この世から抹殺したと笑って話す雄也たち。話を聞くマリエの表情は徐々に引きつっていく。マリエは話題にあがった生徒の名前を覚えていた。さとみと同じようにいじめられっ子だった小川寿男。さとみの味方だった寿男は卒業間近に屋上から飛び降りて自殺。マリエは事件の真相を突き止めるため、雄也をデートに誘う。
そしてマリエは折を見て男子生徒を抹殺したという話題を雄也に切り出す。マリエが事件の真相を確認すると、雄也は和之、ミカと一緒に寿男を殺したと打ち明ける。マリエは寿男を殺し、自分をいじめた雄也たちに復讐する事を誓い、彼らをレストランに招待し、自らの料理で毒殺することを計画する。
順番に料理が出され、最後にデザートのタルト・タタンがテーブルに運ばれる。これはフェーブという人形を入れて焼くデザート。人形が入っていた人はその日、王様になれるという。マリエの説明を聞いて盛り上がる雄也たち。だがマリエがデザートに入れたのは人形ではなく、毒薬だった。マリエはデザートを配りながら今日が何の日か知っているかと雄也たちに訊ねる。カレンダーを見て急に青ざめる雄也。寿男が屋上から飛び降りたのは15年前のこの日だった。この後、マリエは寿男の自殺に関する驚愕の事実を知って…。
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