報道局のドキュメンタリー映像の制作を依頼された蒼山は、80人以上いる報道局員全員のコメントを集めるよう、遊軍取材班の面々に指示を出す。皆が不平を漏らすなか、社会部からもヘルプ要請が入る。要請の内容は、女子マラソン・オリンピック金メダリストの波多野恵子(陽月華)に張り付き、ある大物政治家の隠し子であるというスクープネタの裏付けをとるというもの。
大忙しの遊軍取材班。療養のため、休暇を取って実家に戻っている赤坂衆(小出恵介)の不在が響く。
赤坂は早く仕事に復帰したいと思う一方で、激しい頭痛と悲惨な事故現場のフラッシュバックに悩まされ、1週間の予定だった休暇の延長を蒼山に願い出る。そのいらだちから、地方紙の記者である父親、正俊(北見敏之)の仕事に嫌悪感を抱き、衝突してしまう。
一方、社会部記者と共に波多野に張り付く桃井祐(遠藤雄弥)は、一瞬のチャンスを狙う突撃インタビュー時に、重大なミスを犯してしまい絶好のスクープを逃して、スポーツ紙に奪われてしまう。追い詰められた桃井は、これ以上取材しても何も出てこないという周囲の制止を振り切り、「ひとりで取材を続ける」と出て行く。
そんな時、蒼山はある記者から亡くなった森山秀明(佐藤滋)が生前、赤坂の評判を聞き回っていたと聞く。蒼山は、なぜ森山がそんな行動をしていたのかを探り出す。しかし、森山の秘書仲間からは何も浮かばなかった。
蒼山は黄田功(要潤)と森山の妻、美代子(霧島れいか)を訪ねる。すると、美代子は遺品からみつかったと森山が調べていた赤坂の資料を蒼山に渡した。
桃井がスポーツクラブで波多野に張り付いていると、奥澤緑(相武紗季)が手伝いに来た。その時、波多野に1人の男が近づく。桃井は奥澤を撮影するふりをして、波多野と男を撮影した。
蒼山の計らいで、黄田は娘の楓(小西舞優)を連れて休養中の赤坂の実家を訪ねる。黄田親子の訪問は、赤坂の心を和ませた。さらに、赤坂は正俊が取材する姿を改めて見る機会を持ち、記者の原点を思い出す。
その夜、黄田は赤坂に蒼山から預かったと封筒を渡した。中には、森山が調査していた赤坂の資料が入っている。蒼山のメモには、森山には赤坂の思いが届いていたのではと記されていた。
翌日、黄田親子とともに赤坂も東京に戻った。遊軍に顔を出した赤坂は、波多野の張り付きに向おうとする桃井と奥澤を引きとめ、2人がスクープのタネをつかんでいると話す。桃井からスポーツクラブで撮った写真のメールを見た赤坂は、波多野に近づく男が政党の選挙対策委員会の本部長だと告げる。そして、桃井たちは波多野の口から次期選挙への立候補への意欲を引き出した。
桃井のスクープに盛り上がる遊軍取材班。と、そこに黒井が現れた。黒井は、広場で起きた傷害事件を伝え、容疑者は澤村光輝(木村了)だと蒼山に告げる。
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