手術から1ヵ月が経過し、新しい顔に生まれ変わった香苗は鈴木朋子(矢田亜希子)として別の人生を歩む事になる。数日後、朋子は病院の清掃員として働き始める。仕事中、朋子は苦しそうにしゃがみ込む患者の松山千代(朝加真由美)を助けたことがきっかけで、看護師の沖田俊作と顔見知りになる。その日以来、積極的に話しかけてくる沖田に戸惑う朋子。朋子は母親の事件以来、人と関わる事を避けて生きてきたのだ。だが、朋子は誰に対しても優しい沖田に次第に心を開くようになる。
「矢田 亜希子」
そして朋子は沖田から交際を申し込まれる。だが、男で身を崩した母親の事が脳裏をよぎり、朋子は沖田を避けるようになってしまう。そんな朋子の前に霧島が現れ、前の顔が売れた事を告げる。翌日、朋子は千代に声をかけられる。元気がない沖田を心配する千代から沖田を元気にできるのはあなたしかいないと言われ、朋子は病院の庭にいる沖田に会いに行く。その直後に朋子は驚愕。なんと、前の自分、香苗の顔をした女性が歩いていたのだ。近くにいた千代はその女性を見て「香苗」と呼びかけた後、胸を押さえて苦しみ出す。
病室へと運ばれた千代。朋子が目を覚ました千代に香苗の事を訊ねると、千代は自分の娘だと告白。娘に会う資格がないと自責の念に駆られる千代は、人を殺して14年服役していた事を朋子と沖田に打ち明ける。千代は香苗を近くで見守るために半年前に顔を変えたという。そして千代は末期ガンと診断された事を告白。千代が娘に辛い思いをさせた罰が当たったと自分を責めると、朋子は香苗の苦しみを代弁して千代を厳しく非難する。
朋子は霧島を訪ね、千代の顔を変えたのかと問い詰める。霧島は他の患者の事を話すつもりはないと言い放った後、ある女性の話を話し始める。夫に先立たれ、1人娘を1人で育てる事になった女性。彼女は必死に働いたが、夫が残した借金もあり、その日の生活もままならなかったという。話を聞いて千代の事と気付く朋子。続けて、霧島は彼女の恋人が娘にまで手を出そうとした事を伝える。朋子は千代が香苗を守るために梶田を刺したという事実を初めて知る。その日の夜、千代の容態が悪化して…。
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