蒼山は詳しい事情を探るため、病院内で複数の妊婦や看護婦から話を聞く。妊婦によると、2週間前に死産となった赤ちゃんがいて、その母親は飛び込みで病院に駆け込んだそうだ。蒼山は看護師の中川優子(建みさと)に話を聞こうとする。中川は医療ミスを否定するが、病院の正当性を証明する方法がないと言う。その取材中に、ある妊婦が倒れてしまった。新型インフルエンザの疑いがあり、一時的に蒼山のいたフロアが隔離されてしまう。
体調に異変を感じた赤坂衆(小出恵介)は、CTN局内の病院で診察を受け、急性ストレス障害でPTSDの可能性もあると診断されていた。医師は代議士秘書の自殺現場に居合わせたことで、激しいストレスを体験したことが原因と話すが、赤坂は診断結果を受け入れられない。
たまたま、赤坂が捨てた薬を桃井祐(遠藤雄弥)が発見。赤坂は「誰にも言うな」と桃井に口止めをする。だが、桃井はふとした話の流れから、赤坂が薬を飲んでいることを遊軍取材班の面々に話してしまった。病院に隔離されてしまった蒼山の代わりに、赤坂が遊軍の指揮を執ることになったのだが…。
黄田と奥澤緑(相武紗季)は産婦人科を訴えようとしている水谷由香里(大村彩子)と、その父、守(佐渡稔)の取材に行く。奥澤は水谷が定期健診も受けず、病院にも飛び込みで行ったという事実を確認しようとする。
しかし、質問にはまともに答えず、被害者だと強調する由香里。すると奥澤は思わず、赤ちゃんが死んだ原因が由香里にあったのではないかと問い詰めてしまう。激怒する守に、黄田が謝罪することに…。
局に戻った奥澤に、赤坂は辞表を書けと強い口調で命令。紫村が、赤坂がPTSDで気が立っているのだと奥澤を慰める。その話を梅野知弘(森本亮治)が聞いてしまい、黒井の耳に届いてしまった。
翌日、赤坂を呼び出した黒井は有給休暇を消化するよう伝えた。インフルエンザの疑いが無くなり、遊軍に帰ってきた蒼山に奥澤が異動願いを出す。すぐに了承する蒼山だが、ナレーション原稿の書き直しをしてからだと条件を出す。
そこに赤坂がやってきて、黒井に病気のことを話したと桃井に詰め寄る。それでも休まないと言い張る赤坂は、蒼山の病院取材に同行。
奥澤は黄田ともう一度由香里に会いに行く。奥澤の必死な問いかけに、由香里はついに自分の非を認めた。
病院からの帰り道、蒼山は赤坂に休むよう促す。
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