翌朝、朝倉ジムの会長は進藤との試合がなくなり、プロライセンスを剥奪される可能性が高いと高津に伝える。会長は高津が進藤にハメられたと怒りを露わに。昨日の事は全て進藤のジムが仕組んだ罠だったのだ。夜、高津はジムの後輩ボクサー、藤崎を引き連れ、繁華街で酒を煽る。そして、ぶつかった通行人に殴りかかろうとするが、その拳を掴まれる。その相手は天才美容整形外科医、霧島瞬だった。
霧島は手術の事を話し、高津は千春を幸せにできるなら何でもすると伝える。霧島はパンチをまともに喰らえば顔が醜く崩れる可能性があると説明するが、高津の意思は固い。高津はフェイスライブラリーの中から王者に相応しい顔を選ぶ。1ヵ月後、新しい顔を手に入れた高津は田坂顕という別人として再びチャンピオンを目指す事になる。田坂は朝倉ジムを訪れ、入会したいと会長に伝える。千春は今月中にジムを閉める事を告白。進藤戦の興行が中止になった違約金もあり、ジムは閉鎖に追い込まれたのだ。だが、進藤を倒してチャンピオンになれば借金も何とかなると田坂は会長に食らいつく。会長は田坂にプロの厳しさをわからせるため、藤崎に相手をさせてスパーリングを行う。田坂は藤崎のストレートをかわした後、左の鋭いカウンターを入れる。それを見た会長は田坂の才能に驚く。
数ヵ月後、田坂はデビュー戦を1発KOで飾り、順調に勝ち星を重ねていく。そして千春の誕生日…。田坂がロッカーで千春の誕生日プレゼントの指輪を眺めていると、そこに慌てた様子の千春がやってくる。ジムに進藤が現れたという。誕生日を祝うために来たという進藤は千春に結婚を申し込む。だが、千春は姿を消した高津を待っていると申し出を拒否。田坂は高津に負けるのが怖くて汚い手を使ったと進藤を挑発し、激昂した進藤は相手をしてやると言って田坂をリングに上げる。
進藤は勝ったら千春とデートする約束を強引に交わし、田坂は自分が勝ったら次の防衛戦で指名しろと進藤に言い放つ。スパーリング中、田坂の脳裏に霧島の言葉が過ぎる。パンチをまともに喰らえば顔が醜く崩れる可能性があり、田坂は殴られる事に恐怖を感じる。そして防戦一方の田坂がとっさに放った左カウンターが進藤にクリーンヒット。数日後、進藤は約束通り、次の防衛戦の相手に田坂を指名。絶対勝つと鼻息荒い田坂の前に霧島が現れる。
霧島は高津の顔が売れた事を報告。だが、田坂は自分の過去の顔に無関心だった。
田坂はチャンピオンになったら付き合って欲しいと千春に自分の気持ちを伝える。試合当日、田坂は控え室に姿を見せない千春の事を気にかける。千春は近くの神社にお参りに行っているという。その頃、千春は神社でチンピラ2人に絡まれていた。田坂は心配になって千春の携帯に連絡。状況を知った田坂は急いで神社に駆け付けるが、手出しできないため、チンピラに殴られ続ける。そしてチンピラのパンチが田坂の顔面にヒットした時、高津の顔をした男が現れて…。
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