その夜、事務員の星野あかり(岡本玲)は、合コンで知り合った弁護士・西本和彦(横尾渉)とデートに出かける。あかりに思いを寄せている豊川哲平(丸山隆平)は、誰とデートしようとあかりのことは諦めない、と明るかった。が、西本とデートしたあかりは、そのまま彼と一夜を明かしてしまう。
一方、千葉真奈美(香里奈)は、密かに思いを寄せている山賀亮介(眞島秀和)から食事に誘われる。そこで山賀は、大悦土木を離れて自分の部下にならないかと切り出す。真奈美は、まだ早いと思う、と答えたが…。
そんな折、亜矢子(井川遥)が息子の智也(橋本智哉)とともにやってくる。誠治は、亜矢子たちと一緒に買い物をして家に戻った。すると、寿美子が、頼んでもいない10人前のラーメンが出前され、困惑していた。誠治と亜矢子は、これも隣人の西本幸子(坂口良子)の仕業ではないかと疑っていた。
別の日、あかりは、面接を終えてスーツ姿のまま出勤してきた誠治をレストランに誘った。そのレストランは、あかりと西本が合コンをした店だった。あかりは、最初のデート以来、電話にも出ず、メールにも返信してこない西本のことが気になり、誠治に付添ってもらったのだ。
ほどなく西本が現れ、合コンをしていたグループと合流した。誠治は、あかりの相手が、幸子の息子だったことを知って驚く。誠治は、ショックを受けているあかりに、店を出ようと告げた。そのとき、誠治に気づいた西本は、あかりの名前をちゃんと覚えていないだけでなく、軽蔑している母親に似ている、などと平然と言ってのける。あくる日、あかりは、昨日のことは誰にも言わないでほしい、と誠治に頼んだ。
仕事を終えた誠治は、真奈美と一緒に帰路についた。そこで誠治は、両親とは仲が良いのか、と真奈美に尋ねる。真奈美は、大学に入学した年に父親が他界したこと、母親の再婚相手と家族ごっこを演じたくないから実家に帰らないことを誠治に告白した。それを知った誠治は、しばらく前に真奈美に対してファザコンだと言ってしまったことを謝った。そんな誠治に、真奈美は、誠治の家が羨ましい、と返した。
亜矢子は、夫・文也(七海智哉)とともに、永田病院の創立記念会食会に出席する。姑の則子(鷲尾真知子)は、病院のスタッフたちを回って挨拶をする亜矢子を尻目に、ベテランスタッフたちに向かって、母親の意識が低いから跡取りの智也がのんびりしていて困る、と陰口を叩く。
別の日、誠治が大悦土木で作業をしていると、妻の体調が急に悪くなったという真田が慌てた表情で帰宅しようとする。真田の代わりに残って作業をすることになった誠治は、誠一に電話して、寿美子に薬を飲ませてほしいと頼んだ。
誠治が帰宅すると、キッチンで寿美子が倒れていた。寿美子の手首にはナイフで傷つけたらしい傷があった。慌てて誠一を呼び、病院に連絡を取る誠治。幸い、寿美子は大事には至らなかった。原因は、誠一が寿美子にワインを飲ませたためだと知った誠治は、怒りが収まらなかった。
あくる日、仕事を終えた誠治は、大悦土木の面々と飲みに行く。珍しくあかりも参加していた。ところがその席で、以前からあかりの態度にイラついていた手島信二(井上正大)が彼女に怒りをぶつける。自分たちをバカにするのもいい加減にしろ、というのだ。そのまま手島は、就職活動をしている誠治も、あかりと同じように自分たちを下に見ている、とかみついた。そこであかりは、西本の件を皆に告白し、自分がバカだった、自分には何もない、と言い出す。そんなあかりに豊川は、「俺があかりちゃん好きだっていうのに、何であかりちゃんは自分のこと好きじゃねえんだよ!」と涙ながらに訴えた。するとそこに真田から電話が入った。妻が緊急手術になったのだという。誠治たちは病院に駆け付けた。
大悦土木の面々は、真田とともに手術が終わるのを待ち続けた。ちゃんと産まれてきてくれれば何もいらない、と祈る真田。そこにやってきた看護師が、手術の成功を告げた。生まれたのは男の子で、母子ともに無事だった。
あくる日、誠治と亜矢子は、入院中の寿美子を見舞った。すると、病室には誠一の姿があった。そこで誠治たちは、誠一が寿美子に飲ませたワインが、プロポーズしたときと同じワインだったことを知る。
別の日、誠治は、誠一を飲みに誘おうと思い、誠一の会社近くの駅で待っていた。ところが、やってきた誠一は、見知らぬ若い女性と待ち合わせしていて…。
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