加藤から、伊集院の説得を頼まれた朝田は、カテーテルを学ぶのは悪いことではなく、なにより本人の意思だからと断る。伊集院もまた、すれ違った朝田に向かい「自分の気持ちはわからない」と言葉を投げつける。
ある日、藤吉圭介(佐々木蔵之介)の依頼で13歳の拡張型心筋症の真鍋徹(今井悠貴)が明真にやってきた。自分の症状を理解していて、諦めたような態度をとる徹。同じタイミングで、李も明真に到着した。通訳係の真柄冬実(谷村美月)を通して、必死に李のご機嫌を取る野口。
検査の結果、徹は重度の拡張型心筋症であるほか別の症状もあり、朝田も手が出せないことがわかった。これまでの病院と一緒で移植ドナーが現れるのを待つしかない状況を聞いた徹は、ますます態度がかたくなになっていく。徹に「僕は助からないんですよね?」と聞かれた朝田は…。
李の人間ドックでは、大動脈が左右にかなり蛇行しているのが発見された。野口は早急な治療の必要があると判断し、数日後に京都観光を予定しているという李に黒木ならすぐに治せると説得し、カテーテル治療をすすめる。同じ頃、常陽大のオペに呼ばれていた朝田は、明真を出るが…。
李の人間ドックでは、大動脈が左右にかなり蛇行しているのが発見された。野口は早急な治療の必要があると判断し、数日後に京都観光を予定しているという李に黒木ならすぐに治せると説得し、カテーテル治療をすすめる。そんな中、廊下で加藤とすれ違った野口は、徹を引き受けたのは鬼頭への心臓外科のパフォーマンスであり助かる見込みはなく、朝田も常陽大にレンタルされたまま戻らないだろうと告げる。強く否定する加藤だが、2人の会話を偶然聞き、絶望した徹は呆然と屋上に向かって歩き出した。
朝田が常陽大に向かい始めた頃、黒木と伊集院は李のカテーテル、加藤や荒瀬門次(阿部サダヲ)も別のオペに入った。直後、明真の屋上から誰かが落ちたのが発見され、ERに運ばれた。治療の依頼を受けた加藤はオペから離れられないため、オペが終わるまでは循環器内科にコンサルを頼むように指示を出す。李のカテーテルを無事に終えた黒木と伊集院のもとにER医師が駆けつけてきた。事情を聞くと、黒木は伊集院に循環器内科としてコンサルをやってこといと背中を押す。治療室に走る伊集院。また、李のカテーテルが成功したことで一層調子に乗る野口に、鬼頭は中国の病院への異動を命じる。病院長という役職ではあるものの、明らかに野口を排除しようとしている鬼頭の態度に呆然とする野口。
一方、ふらふらと屋上につながる階段に向かう徹を目撃していた冬実が屋上にあがると、隅で震えながら泣きじゃくる徹を見つけた。ERでは、伊集院が屋上から落ちて血だらけになった朝田を見て呆然と立ち尽くしていた…。
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もう見ないわ!