2010年11月04日

京都地検の女 第6シリーズ 第5話

 成増警部補(寺島進)は、ひとり娘の友子からメールの返信がなく、落ち込んでいた…。

 そんな中、女子高校生の松尾美奈(岡野真也)がカラオケボックスで、大学生の柿沼広明(少路勇介)にサバイバルナイフで刺され、負傷する事件が起きた。美奈は知らない男に声をかけられ、ついていったら乱暴されそうになり拒否したところ、刺されてしまったと話す。命に別状はなかったが、娘を持つ成増にとっては、胸の痛む事件だった。

 そんなとき、奇妙な出来事が起きた。美奈の父・松尾保(川野太郎)が、連行されていく広明につかみかかったのだが、顔を見るなり、互いに表情が凍りつき、立ち尽くしたのだ。そして当初犯行を否認していた広明は、突然容疑を認めるようになる…。

 その後、広明が鶴丸あや(名取裕子)のもとに送致されてきた。広明は素直に犯行を認めるが、あやはやはりなぜ最初に否認したのかが、納得いかない。手がかりを求め、広明の父でホテル社長の柿沼修一郎(大林丈史)に会いにいくと、そこに成増が現われる。すでに送検した事件にもかかわらず、何かが腑に落ちないのだという。

 まもなく美奈の父・松尾は以前、名店と評判の鰻料理店を経営していたが、火事で妻と店を失っていたことがわかる。そんな松尾の話や柿沼、広明の様子から、成増はこれはただの傷害事件ではないことを直感。3人は互いを知っており、何かを隠していると確信する。

 だが、それ以上に成増が気にかかったのは、松尾と美奈の父子関係だった。娘の顔をまともに見ることができない松尾の姿を見て、成増は松尾が何か娘に対して後ろめたいことがあるのではないかと考えるのだが…!?

 あやと成増、それぞれ“主婦の勘”と“坊主の勘”から辿り着いた、傷害事件の背後に隠されている真実とは!?


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Tracked: 2010-11-12 17:50
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