芽衣子の復讐計画に巻き込まれているとも知らず、遥は金谷の祖母・ミエ(上岡紘子)が暮らす高級老人ホームに身を隠していた。芽衣子は、金谷の逮捕が近いと遥に吹き込み、しばらくここに潜伏するよう言い含める。
その頃、警視庁捜査一課では、宇喜田(吉田鋼太郎)が何者かに電話をかけていた。電話の相手をなだめるように「大事にならないよう、私が手を回す」と約束する宇喜田。
一方、金谷は芽衣子にゆすられていることを何者かに電話で報告。「警察の方はよろしく頼む」と懇願する。同じ頃、真島はペットサロンで芽衣子に会うが、真島が芽衣子を抱きしめた夜以来、真島を遠ざけている芽衣子は目も合わせない。そんな芽衣子に真島は、アンを家に送り届けて欲しいと自宅の鍵を渡す。戸惑いながらも鍵を受け取ってしまう芽衣子…。
万里は真島の単独行動にいら立ち、独自のルートで15年前の事件の公判記録を入手。裁判にかかわった人物が相次いで不審な自殺を遂げていることを知り、芽衣子をなぜ取り調べないのかと真島を追及する。そこに堂島(唐沢寿明)が現れ、一連の不審死の犯人は三輪(モロ師岡)ではないかと言い出した。15年前の事件は冤罪で、三輪が償いのために芽衣子に代わって復讐しているというのだ。
その夜、アンを送り届けようと芽衣子が真島のマンションを訪ねると、空き巣にあったかのように部屋中が荒らされていた。自宅に戻った真島は芽衣子を帰らせると、盗まれたものを確認。捜査資料がすべて持ち去られていることに気づく。
翌朝、芽衣子が老人ホームにやってくると、遥の姿は消えていた。潜伏生活に退屈し、勝手に外出したらしい。まもなく、遥からマスコミに見つかってしまったと連絡が入った。
さらに老人ホームの前に、芽衣子を尾行してきた万里がいるのを目にした芽衣子は、意を決したようにミエの部屋へ。金谷が逮捕されるとマスコミから連絡を受け、憔悴しきっていたミエによく眠れる薬だといって白いカプセルを渡す。
同じ頃、金谷のオフィスでは、金谷が堀に社長退任を迫られていた。堀は会社の金が金谷の個人口座に移された記録を突きつけると、私的な流用だと糾弾。覚せい剤使用の証拠も入手したという。慌てた金谷は何者かに電話で助けを請うが、手遅れだと突っぱねられてしまう。その直後、テレビを見た金谷はがく然。遥が取材に応え、金谷の覚せい剤使用を暴露していたのだ。
まもなく、金谷に芽衣子から電話が入った。身代金の支払いを拒む金谷に、金などいらないとそっけなく返す芽衣子。身代金の要求は、わざと会社の金谷に金に手をつけさせ、社長の座から追い落とそうと企んだ芽衣子の罠だったのだ。さらに芽衣子は、薬で眠らせたミエを青酸カリで殺すと脅し、15年前の事件の真相を白状するよう金谷に迫る。
芽衣子は北村(浜田晃)と菅沼(波岡一喜)から、事件の実行犯が金谷だったことを聞き出していた。何者かに命令され、芽衣子の家族に毒を盛ったのだ。殺害を命じたのは誰なのかと問い詰められた金谷は「あいつの名前をバラしたら、俺が殺される」とつぶやき、逃げ場がないことを悟って自ら命を絶つ。
金谷が社長室で自殺したことが公表され、オフィスビルの周辺は騒然。現場に駆けつけた真島は、報道陣にまぎれてビルを見上げる三輪を発見する。真島の知らせを受け、現場に向かう万里の後をつけてきた芽衣子は、捜査中の真島の姿を目撃。真島の正体が刑事だったと気づき…。
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