卓越した摘発力と直観力、容赦のない大胆さで、数々の脱税嫌疑者を摘発してきた、知る人ぞ知る西伊豆の税務署員・松平松子(米倉涼子)。その手腕を買われた彼女は、ホンテンこと東京国税局へ異動することに。東京へ向かう松子の手には、西伊豆の老女にもらった餞別の百円札が握られていた――
舞台は東京へと移る。ホストクラブ「フィナーレ」。そこには、ゴージャスなドレスと装飾品に身を包んだ松子の姿があった。松子の艶やかな容姿は、ナンバーワンホスト・愛川リュウジ(金児憲史)の心を引きつけるに十分だった。リュウジの目的はもちろん松子が持っているであろう金。それを知ってか知らずか、松子は笑顔でドンペリを飲み交わす。
数日後、東京国税局・査察部では、査察部長・新田新次郎(柳葉敏郎)の指揮の下、巨額脱税容疑に対する強制調査の準備が整えられていた。
−「今回のガサは株式会社フィナーレ。1億3000万の脱税が見込まれる」−
この強制調査に失敗すれば、長きに渡る内偵は水泡に帰す。内偵班の「ナサケ」こと情報部門から、強制調査を行う「ミ」こと実施部門への引継ぎには、一触即発のムードが漂う。
社長宅、愛人宅、ホストクラブ、そしてナンバーワンホストのマンション…、ガサ(強制調査)に入った「サカン」(査察官)たちは次々と隠匿された札束や通帳を発見、押収に成功する。ところが、ナンバーワンホストのマンションで彼らが見つけたのは、脱税の証拠ではなくなんと松子だった…!?
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