2010年10月10日

相棒 Season4 第4・5話

2005年11月2日(水) 夜9時
第4話
「密やかな連続殺人」

 片方だけのピアス。13年前、東京で起こった殺人事件の被害者が身に付けていた物だ。懸命の捜索にも関わらず、もう一方のピアスは発見されず、事件も未解決のまま。そのピアスが、引退した刑事(山崎一)から亀山薫(寺脇康文)に渡る。被害者、遺族、そして元同僚の無念をおもんばかる薫…。

 翌日、東京の荒川河川敷に若い女性の他殺体があがる。遺体は片耳のピアスを無くしていた。イヤリングと違って外れにくいピアスがなぜ? 引っかかりを感じる杉下右京(水谷豊)に薫は、偶然にも前日渡された遺留品のピアスを見せ、犯人が持ち去った可能性がないかを問う。13年前の事件との関連を探り、2人はすぐに過去の資料を調べ始める。その結果、片耳ピアスの女性遺体が発見された未解決事件は、全国で過去に10件も起きていることが判明。日本には、FBIのような全国的捜査機関が無い。県をまたげば警察の情報は共有されず、殺害方法を変えれば同一犯だとは気づかれにくい。犯人は警察の盲点を突き、殺人という快楽を味わい続けているのだ。今回の事件も、殺害場所が荒川上流の埼玉県と考えれば辻褄が合う。だが、右京たちの考えは、上層部からは当然のごとく切り捨てられる。お見通しの右京は、報告義務完了につき、薫と2人で13年前、東京で起きた事件から調査を開始する。

 13年前の事件には、有力な容疑者がいた。村木重雄(小日向文世)。予備校講師だった村木は、被害者へのストーカー容疑と目撃証言から、最も犯人に近い人物とされた。しかし、証拠不十分で不起訴に。右京たちはまず、村木の自宅を訪ねてみる。するとそこには、すでに捜査一課が。警視長が右京たちの推理を受け、手回ししていたのだ。しかも、村木に自殺未遂されるという失態のおまけ付きで。

 村木は「疑われるのはもう嫌だ!」と、いきなり手首を切ったという。幸い傷は浅く一命を取り留めるが、病院に迎えに来た村木の妻・順子(山下容莉枝)は、そんな夫をいきなり殴り飛ばす。「死ねるもんなら死んでみなさいよ!」と罵声を浴びせる順子。村木は土下座をしながら絶対服従の体。すると順子は嘘のように優しく手を差し伸べ、事故で足を不自由にしたという村木を伴い病院を後にするのだった。夫妻の尋常ではない関係に唖然とする一同。その中にあって右京だけは、2人に鋭い視線を向け続けている。そして、順子の耳たぶが変形しているのを目撃するのだった。

 その後、右京は村木を診ているという精神科医・内田美咲(奥貫薫)は美咲から、“支配と隷属”というコミュニケーション方法があると聞かされる。さらに美咲は今回の犯人像について、大人しくまじめなタイプの男性、出張や転勤の多い仕事に就き、その先々で殺人を繰り返している可能性が高いとプロファイリングする。また、自分だけに分かる共通点を残しているとも。それがピアスを持ち去ることだとすると、そこには“征服”という意味が込められるという。

 ピアスにはその昔、悪霊が耳孔から入り込むのを防ぐ意味合いがあった。それを外すことで人は、相手に暴行を加えることなく支配気分を味わえるという。もし村木が犯人で、持ち去ったピアスを妻に渡していたとすると、日ごろの“支配と隷属”関係の逆転を、村木は観念的に味わうことができたのではないか…?

 一方、順子と接触していた薫は、村木が、容疑を掛けられる以前は、講義のため全国を飛び回る人気講師だったと知る。大手予備校ともなれば支店は各地にある。つまり、村木の職業は美咲のプロファイリングに合致するのだ。右京と薫は、村木が勤めていた予備校の講義録を調べる。すると、にらんだ通り、過去の事件と村木の講義日程が一致。しかし、村木を犯人と確定するには、まだ決定的な壁があった。足が不自由な村木には、遺体を川に投げ込むのは不可能だ。村木の身近な人間に、共犯者がいるのか…?



2005年11月9日(水) 夜9時
第5話 「悪魔の囁き」

 捜査一課の勇み足により、村木重雄(小日向文世)は自殺。その直前、村木は10件すべての犯行を認めていた。だが、家宅捜索では、最初の事件から数えて7件分のピアスしか発見されなかった。焦る捜査一課は、共犯者を妻の順子(山下容莉枝)とにらみ、全件で村木を立件するため血眼の捜査を開始する。

 一方、杉下右京(水谷豊)は、まったく別の角度から残り3件の犯人を推理し始める。共犯者が順子ならば、同じ場所でピアスが発見されるのが自然だろう。事件一連の特徴を知り得る身近な人物で、順子以外に犯行が可能な人物がいるとしたら…?

 翌日、右京は亀山薫(寺脇康文)を伴い、荒川事件で殺害された日高鮎子(堤幸恵)の当日の足取りを洗い始める。この荒川事件で、犯人は2つのミスを犯していた。1つは、遺体が川の流れに乗り、過去に事件を起こしていた東京で発見されてしまったこと。もう1つは、東京在住の鮎子を標的にしてしまったこと。犯人は埼玉県内で事件を完結させたかったはず。それがこの犯罪の絶対条件だからだ。1つめのミスは想定外として、2つめは?

 右京たちは、犯人が鮎子を埼玉の人間と勘違した可能性を探る。すると案の定、鮎子が埼玉のデートクラブで働いていたことが判明。事件当夜は、客を取ったまま店に戻らなかったということも。犯人は鮎子を指名した男か…。だが店長によれば、女客からの指名もあるという。再び犯人像が薄れたことに、落胆を隠せない薫…。

 そのころ警視庁では、順子が捜査一課をさんざん愚ろうし、時間を浪費させた後、ようやく荒川事件当夜のアリバイを告白していた。順子はその時間、ホテルで男と会っていた。相手はなんと、村木を診ていた精神科医・内田美咲(奥貫薫)の助手・安斉直太郎(高橋一生)だ。美咲の代理として順子から相談を受けるうちに、関係を持ったという。

 その夜、右京は美咲から、村木が描いたという無気味な絵を渡される。美咲は、絵に認められる一連の事件を暗示する“ヒント”を見過ごした自分を責めた。と同時に、もし村木が連続殺人の詳細を自分に語っていたなら、どんなに興奮したか…とも。美咲は犯罪心理学の専門家でもあった。右京はそんな美咲の心情を理解しながらも、彼女の中に悪に惹かれる一面があることを見抜くのだった。

 右京はすでに美咲の過去の講演スケジュールを調べていた。ピアスが見つかっていない最後の3件は、すべて美咲の講演先で起きている。渡された村木の絵は、いわば美咲からの挑戦状なのか…。だが、薫の捜査の結果、鮎子が最後に取った客は男と断定される。美咲は事件とは無関係なのか? バラバラに散らばるピースを犯人像に結び付けるため、右京と薫の戦いが始まる!


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