ところが、ヒロは正宗を「しつこい」と一蹴し、「もういっぺん死ね!」といって殴りかかる。やられっぱなしの正宗だったが、その脳裏に“体中に包帯を巻かれた少女”の姿が…。すると、不思議なことに、正宗の身体へ強烈な力が宿り、ヒロを突き飛ばした!ギラリと赤い目でヒロを睨みつける正宗。正宗の中に突然、言い知れぬ殺人衝動が沸き起こり、ヒロに果敢に立ち向かう。その正宗の変化を見て、「覚醒したか……」と呟くヒロ――。
同じ頃、監禁されたマリカは何とか自力で逃げ出そうとするも、あえなく失敗。謎の男によって気絶させられ、再び捕まってしまう。ふと目覚めると、マリカの目の前にはシーツにくるまれた死体が…!勇気を振り絞り、被せられたシーツをめくったマリカは、その死体の腕を見て愕然とする。なんと、その死体には、正宗にあげたはずのミサンガが巻かれ、*型のアザがあったからだ。
そこへもう一人、マリカの前に新たな男が現れた。マリカを監禁していた男は、後から現れた“胸に*型のネックレスをしている男”にナイフで刺され、その場に倒れる。目の前で起こった惨劇に、ショックのあまり意識を失いかけるマリカ。遠のく意識の中、誰かがマリカのもとに駆けつけた――。
後日、マリカの目の前で殺された男は、正宗をいじめていた主犯格・栄太であったことが判明する。栄太もまた、「七夕生まれの19歳」ということで、一連の『七夕殺人』による被害者だと思われた。しかし、栄太の体からは、何故か臓器が抜き取られてはいなかった…。
マリカは、病院の屋上で正宗に詰め寄る。マリカは監禁されていた廃屋で、正宗のものらしき死体を見ていた。正宗の腕をまくって確かめてみると、あったはずのアザがない!「あたしが見た死体は、やっぱり正宗だったの……?」。
と、そこへ、またしてもヒロが現れる。ヒロはすべてを知っているかのように、「君を助けたのはオレだ」という。その瞬間、マリカの記憶が蘇る。廃屋で、マリカを救出したのは――ヒロだった!!そして、ヒロはマリカを強く抱き寄せた。
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