薫 (寺脇康文)を人質にダイナマイトを体に巻いた男(泉谷しげる)が警視総監に会わせろと警視庁にやってきた。男は薫をタテに総監室に立て篭もり、警視庁は特殊班やヘリまで出動させての大騒動。そんな時、ふらりと現れた右京(水谷豊)の機転で無事男を逮捕した。だが、右京らの勝手な行動に幹部らはカンカン。せっかく逮捕したのに…と納得いかない薫は怒り心頭、勢いで同棲相手の美和子(鈴木砂羽)ともゲンカしてしまう。
不貞腐れてデパートでサボっていた薫は、慌ててトイレに駆け込んできた男(矢島健一)が忘れていった紙袋を拾う。紙袋の中には鞄が入っていて、薫は社員証を頼りに鞄を持ち主の男・三木の会社へ届けに行く。が、現れたのは秘書室の岩崎麗子(純名りさ)という美女で、三木は休暇中だという。薫は鞄を麗子に託すことに。
翌日、三木が水死体で発見された。酒に酔って川に転落したようだ。だが、右京は三木の遺体の状況から、何者かが三木の所持品を調べていた形跡を発見。薫の話では三木は慌ててトイレに駆け込んできたというから、何者かに追われていたのかもしれない。ということは、事故ではなく他殺!?だとすると、あの紙袋に入った鞄は単なる忘れ物ではなかったのかも…。
右京と薫は三木の鞄を調べようと再び麗子の元へ。鞄を調べながら麗子に三木のことを聞くと、麗子と三木はかつて不倫の関係にあったという。と、鞄の裏地に縫い直した跡があり、中から三木の手帳が出てきた。どうやら三木を殺した犯人はこの手帳を探していたらしい。大発見と喜ぶ薫だが、手帳には何ら不審な記述は見つからなかった。そんな時、「もしかして手帳はカモフラージュかも」と冗談めかして薫がつぶやく。何と薫の推理は珍しくドンピシャリ。鞄の入っていた紙袋の方に三木の会社の社長・平沼(浜田晃)と大物代議士との贈収賄の事実を示すCD-ROMが隠されていたのだ。これまた大発見と喜ぶ薫だったが、右京はさっさとCD-ROMを警察庁の小野田(岸部一徳)へ渡してしまう。その代わりとして右京はある条件を提示するのだが……。
CD-ROMを取り返そうとした人間が三木を殺したのだとすると、社長の平沼が犯人に間違いない。だが、証拠がなければ逮捕のしようもない。そんな時、三木の同僚・篠塚(中村育二)という男が「三木を川へ突き落とした」と出頭してきた!?
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