あいにくの俄か雨の中、高原は早々に家に帰ると言い出す。ところが、傘立てに挿しておいた高原の傘がなくなっていて、代わりに派手な模様の傘が残っていたのだ。高原は仕方なくそれを差して表に出て行った。
その直後、高原は何者かに後ろからナイフで刺され、その場に倒れこんでしまい、すぐさま
病院に運ばれた。
翌朝、あやと成増は入院中の高原のもとに出向く。幸い腹部の傷はたいしたことはなく、高原の意識はしっかりしていた。その高原によると、彼を刺したのはパーカーを着てフードを深くかぶった人物だったという。高原が過去に手がけた事件の関係者が逆恨みをして刺したのか? だが、高原は心当たりはまったくないという。
その日、あやは近所の主婦との雑談がヒントになり、高原は人違いで刺されたのではないかと閃く。派手な柄の傘が目印になったのではないかと推察したのだ。あやは、傘の持ち主を洗うよう成増に依頼する。
数日後、あやは高原が退院したことを知り自宅を訪ねる。ところが、そこには高原の幼なじみだという女性・北見加代子(秋野暢子)がいて、高原と親しげに会話を交わしていたのだった。
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