やがて、その男・瀬名昭彦(曾我廼家文童)があやのもとに送致されてくる。調べによると、瀬名は数か月前に妻・美江子(服部妙子)を病で亡くし、その寂しさを紛らわせるために、よく妻と通った商店街で万引きを働いていたという。あやは、本人が深く反省していることを考慮し、起訴は見送ることにした。
数日後、神社の境内で証券会社に勤める小野原義雄(石田登星)の遺体が発見される。被害者は石段の下に倒れていて、石段の上には人の争ったような跡があった。捜査にあたった成増刑事(寺島進)は、現場に万年筆が落ちているのを発見する。
一方、瀬名のことが気にかかるあやは、その後の様子を知るために彼の家を訪ねる。ところが、そんなあやに瀬名は、妻には生前男がいたと言い出した。その証拠だと、瀬名は一枚のレシートをあやに見せる。そのレシートは文具店で万年筆を買ったもので…!?
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